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薪ストーブの導入(54)2シーズン目スタート

11月に入り朝晩は冷え込むようになってきましたので、薪ストーブを焚き始めることにしました。
薪ストーブはちょうど1年前に導入しましたので、2シーズン目のスタートになります。

ところで、本ブログへのアクセスは薪ストーブの導入過程に関する記事が大半と言うこともあって、10月頃からアクセス数が多くなっています(古民家や里山に関するブログ記事へのアクセスが少ないのが寂しいところですが・・・)。
DIYで薪ストーブを導入するのはいろいろと大変でしたが、実際に薪ストーブライフ!を味わってみると、それだけの価値があったと実感しています。
多くの人にとって薪ストーブが身近な存在になればと思っています。

さて、煙突掃除などのメンテは昨シーズンの終了後(5月上旬)に済ませていますが、新シーズンを迎えるに当たって簡単に点検することにします。
まずは屋根に上がって、煙突の状態を確認。

煙突トップには鳥が巣を作ることもあるそうですが、問題なしです。

昨シーズン、煙突トップ(天板部分)の塗装が剥がれたため、シーズン後に耐熱塗料(スプレー式)を塗っておいたのですが、夏の炎天下はさすがに厳しいようで既に剥がれいるところがあります。

まあ、見た目だけの問題でしょうから(煙突の材質はSUS)、とりあえずはこの状態で使うことにします。

ほかにももひと通り点検し、特に異常はありませんでしたので、次は燃料の準備です。
ところで、先月の台風襲来時に裏山から大量の落ち葉が吹き飛ばされてきました。

掃き掃除に手間が掛かりますが、下写真の置き土産もありました(^_^)

杉葉は焚き付け材として最高です。

焚き付けには杉葉のほかに小枝も使っていますが、このために樹木の伐採や剪定で発生したものをとってあります。
下写真はその一部ですが、1年間風雨に曝されて良い感じになっています。

そして、肝心の薪は?
昨シーズンは古民家の改修工事で発生した古材を中心に焚いたのですが、その古材はまだまだ残っています。
しかし、残っているものはほとんどが松で、松はストーブ用としては火力が強過ぎ、火持ちも悪い(さらに煤も多い)です。
そこで、松の古材はボイラー(今冬導入予定)の燃料として使うことにし、ストーブでは下写真の杉の丸太を焚こうと思います。

この杉は、25年ほど前に用地買収(道路拡張)にかかった山に植わっていたものです。
業者が伐り出したものを、亡き父が建築用材として使うつもりで杉皮を剥いて保管しておいたようです。
当地でも25年ほど前は、自分の山から伐り出した材木を製材所で挽いてもらい(賃挽き)、新築や改修の際に使うことがあったのです(町内に製材所もありました)。
しかし、時代が変わり、使うアテがなくなってしまいました。

ブルーシートで養生してあるものの、雨に濡れやすい木口はこの有様です。

腐朽が進んでいるものもあり、過半数は薪となりそうな感じです。

地面に近いところは薪にもなりませんが、これはこれで畑に持っていけば良い肥料になります。

薪として、とりあえず使う分を玉切りして割ります。

薪も準備できましたので、点火!

身も心も暖かくなるように感じます(^_^)

<続きます>

庭木の剪定(16)チャボヒバの伐採

ひと月ほど前から庭木の剪定を行っています(朝活として朝1時間ずつ)。
10月中には終えられるだろうと思っていたのですが、秋雨や台風の襲来が続いたことで、以前のブログ記事からあまり進んでいないような状況です・・・。
まぁ、慌てて事故でもしたら大変ですので、ボチボチと進めていくつもりです。

ただ、気温が下がってきたことから、寒さに弱いと言われるマキを先行して剪定することにします(逆に早過ぎると剪定後に新芽が出てしまいます)。
マキは垣根(延長50m)と仕立もの1本があります。
垣根は今年6月(年2回)にも刈り込んでいますので、今回は軽く揃える程度で済みます。

上写真で左端に写っているのが仕立もののマキ(剪定済)です。

公道沿い(下写真)は、秋雨を理由に伸ばし放題と言うわけにもいきません。

その反対面は畑なので伸ばし放題でも構わないのですが、同様に刈り込みます(車の往来を気にせずに作業できるので、こちらのほうが丁寧な仕上がりです)。

マキの剪定をどうにか終えられたので、引き続き、ほかの庭木を剪定していきます。
下写真で右端のアラカシの剪定に取り掛かりましたが、隣のチャボヒバ(ヒノキ科の園芸品種)と接しているところが剪定できずに残っている状態です。

チャボヒバのほうも同様の状況なのですが、さらにチャボヒバのほうには石が多く(川を模したものが作ってあります)、梯子を立てることさえ困難です。
そんなこともあって昨年も剪定しておらずボウボウ状態・・・。

ところで、この庭は新しい庭木でも樹齢70年以上で、樹木の成長に伴い満員御礼状態になっています。
さらに(私にとっては)庭が広くて木の数が多いことから、今回のように雨天が続くと剪定が追いつかないような状況になってしまいます。
そこで、4年ほど前から老木や剪定作業の支障になるものを中心に更新(伐採→植樹)を図っています。
先月には下図で左側にあるシラカシを伐採したところですが、このチャボヒバ(下図で右側)も伐採することにします。

下写真は15年ほど前に撮影したものですが、当時のチャボヒバは今よりも随分と背が高かったことがわかります。
その後、亡き父が朱色矢印のとおり切り下げたのですが、父もこのチャボヒバの剪定には手を焼いていたのでしょう。

では、伐採します。
庭木が密集していますので、伐倒するときに巻き込んでしまわないように枝を落とします。

幹だけになったことで分かりやすくなったのですが、このチャボヒバは西に向かって傾いているのです(下写真で朱色点線)。
伊勢湾台風(昭和34年)のときに暴風(東風)に煽られ、こうなったと聞いています。

伊勢湾台風の証人のようなチャボヒバですが、根本から伐倒。

満員御礼状態が解消され、庭全体のバランス的にも悪くないような感じです。
木立の間からお隣の家のサクラの木(上写真で奥側)が見えるようになりました(春には花見を楽しめるかもしれません^_^)。

切り株を見ると、チャボヒバは成長が遅いと言われるだけあって年輪が詰まっています。

伐採に伴い大量の枝葉が発生。

葉の部分は切り分けて畑のマルチ材(→堆肥)とします。

その他の部分も薪や焚き付けに分けて有効利用します。

幹ついては薪にするのは勿体ないようにも感じますので、玉切りはとりあえずペンディング。

<続きます>