薪ストーブ導入」カテゴリーアーカイブ

薪ストーブの導入(19)屋外部の煙突設置

前回、薪ストーブの機種を選定しました。
また、煙突のほうは注文してあったものが届きました。

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煙突は屋根貫通部の直管1本だけ設置してあり、下写真のような状態となっています。

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煙突に被せてあるビニールシートに雨がたまっており、破れたら大変です・・・
煙突が届きましたので、屋根貫通部の上部(屋外部)の煙突を設置することにします。
(屋内部の煙突も届いていますが、まだ炉台などの造作が残っているため煙突を設置できません。)

煙突トップ(Pトップ)と直管1本をもって屋根に上がります。

ところで、主屋の古民家は厨子(ツシ)二階で、本二階に比べ大屋根の高さが低くなっています。
下屋の軒先と大屋根の軒先では高さの差は1m程度ですので、梯子を使わなくても下屋から大屋根に上がることができます。
また、これは樋掃除も容易にしてくれています(里山が隣接している我が家にとって樋掃除が容易だというのは必須です。その点、二階建ての離れの樋掃除には苦慮しています)。

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(写真は、主屋の改修工事後にDIYで杉板を張っているところです。)

閑話休題。

煙突トップと直管を既設管に挿し込みます。

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念のため鉛直を確認します。

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鳥がひと休みするのに絶好の場所になりそうです・・・
そういえば煙突トップのなかに鳥が巣を作ることがあるそうです。
定期的に確認するようにして、巣を作るようなら金網か何かを設置しなくてはなりませんね。

煙突には自作のストームカラーを取り付けてあります。
煙突との隙間が片側1mmあるため、その隙間にシーリング材を充填します。
(今考えると、隙間は無くし、ボルトできつく締め付けるようにしたほうが良かったと思っています。
あと、前にも書きましたが綴じ合せは母線が短くなるところで行うべきでした。)

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結局隙間は片側に寄せましたので、さらに隙間が大きくなっています。

これで屋外部分の煙突が設置できました。

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屋根から煙突が上がっているのも良いものですね。

<続きます>

薪ストーブの導入(18)薪ストーブの機種選定

前回で煙道が完成しました。

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一方、先日注文した煙突が届きました。

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薪ストーブの煙突と言えば欧米製や国内のホンマ製作所さまのものが有名だと思います。
今回は少しマイナーかと思いますが、熊本県にあるノザキ産業さまの煙突を注文しました。
当方の問い合わせにも迅速かつ丁寧に対応いただけたことに加え、何と言っても価格がリーズナブルです(^_^)
ホンマ製作所さまのものも欧米製に比べ遥かに安価ですが、さらに安価だと思います(今回の場合、二重煙突のトータルで12万円に収まっています)。
ホンマ製作所さまやノザキ産業さまは、私のようなボロ古民家住まいの貧乏人にとって薪ストーブを身近にしてくれる有り難い存在です。

それはそうと、煙突は届きましたが肝心のストーブ本体の機種選定が済んでいません。

ストーブ本体は、欧米製や日本製などで様々な機種があり、価格も数万円台から50万円以上までと幅が広いです。
ダッチウエスト(米国)やヨツール(ノルウェー)などの機種は高級なだけあって、いかにも薪ストーブと言った感じですね。

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ダッチウエスト エクスプローラーⅠ 定価45万円

一方、我が家で薪ストーブを導入するのは、以前にも書いたとおり里山の整備(利用)が主目的です。
見た目は二の次で、針葉樹や、できれば竹さえも燃やせるような機能面を重視しています。

インターネットでいろいろ調べると、長野県にあるモキ製作所という会社がユニークな薪ストーブを作っていることを知りました。

鋼板製のストーブで、針葉樹や竹もOK。
高温燃焼により煙の排出も少ない。

実際に竹を燃やすことはないとしても、竹まで燃やせることはとても魅力です。
この会社は薪ストーブ以外にも竹を燃料としたボイラーなどを製作しており、里山再生(環境問題)にも取り組んでいることにも共感を覚えます。

「無煙薪ストーブ」と謳っているためか、ネット上ではいろいろ叩かれているようですが、我が家の導入目的からはピッタリ一致しますので、このメーカーで決定です。

機種はいくつかありますが、コンパクトでも十分なパワーがあるMD80Ⅱとします。

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デザインは欧米のもとは一線を画し、そっけない感じです。
我が家にも昔あったカマドを彷彿させるものがあり、古民家にも馴染みそうです。
そしてシンプルさは我が家のようなボロ屋でも受け入れてくれることでしょう。
(2シーズン使用後の状況はこちら

モキ製作所に問い合わせたところ対応も丁寧で、詳しい仕様(サイズ等)も教えていただけました。

これで薪ストーブの機種(サイズ)が決まりましたので、今後これを反映した炉台・炉壁を造作することにします。

<続きます>