薪ストーブ導入」カテゴリーアーカイブ

薪ストーブの導入(41)薪ストーブの朝

薪ストーブは晩に加え朝も焚いています。

先頃までは朝活(朝の1時間を利用)として庭木の剪定をおこなっていましたが、現在はそれに代わって薪ストーブ焚きとなっています。
我が家にとって、薪ストーブを焚くことも廃材処理という大切な仕事なのです。
とは言え、これまでの庭木の剪定に比べると極楽です(^_^)
炎を眺めながら朝のひと時を過ごせるのは最高の贅沢かもしれません。

ところで、薪ストーブの火起こしは着火材などを使わずに粗朶などを焚き付けています。
しばらくは火の世話を行わなければなりませんが、常に薪ストーブのそばにいる必要はありません。
そこで、その間にヤカンに水を入れたり、お味噌汁(朝食)の仕込みをしたりしています。

img_4740

我が家の薪ストーブ(モキ製作所 MD80Ⅱ)は天板が大きく、ヤカンや鍋を3、4個載せることができます。
上写真では、ヤカン(湯沸かし用)、片手鍋(朝食用のお味噌汁)、片手鍋(柚子など入れアロマポット風)の3個を火にかけています。

先日からは少しバージョンアップさせ、新たに購入した土鍋を使ってお味噌汁を作っています。

img_4791

土鍋は地場産業(隣の四日市市)の萬古焼のものです。
同じ味噌汁なのに美味しく感じます(^_^)

お味噌は、我が家の畑で採れた大豆を、同じ地区にある麹屋さんの麹を使って1年かけて仕込んだもの。
それに朝採りの新鮮な野菜を入れて、薪ストーブでじっくりと煮込んだお味噌汁は格別!
と言いたいところですが、写真のものは、お隣の方に頂いたお味噌(自家製)とスーパーの野菜を使っています・・・

また、我が家で採れた柚子などを鍋に入れてアロマポット風にしています。

img_4729

ほんわり香りがして良いものです(^_^)

これで朝の準備は整いました。
家族が起きてくる頃には、部屋は暖かく、そして良い香りに包まれていることでしょう!

<続きます>

薪ストーブの導入(40)薪用に古材のストック

薪ストーブを無事導入でき、朝・晩の2回焚いています。

毎日、しかも朝晩ともなると、大量の薪が必要となります。

以前にも書いたとおり、薪ストーブを導入した第一目的は自宅に隣接する里山の整備のためです。
現在は竹の間伐を中心におこなっていますが、薪ストーブを導入できたことで、そろそろ木も伐っていきたいと思っています。

しかし、里山の木よりも優先して焚くべきなのが、大量にストックしてある廃材(古材)です。
これまでは重荷としか感じなかった廃材ですが、薪ストーブを使うようになって初めて嬉しく感じるようになりました(^_^)
しかし、古材だけあって、なかには既に腐りかけているものもあります(T . T)
まだ薪ストーブを使い始めたばかりで、1シーズンでどれだけの薪を消費するものか見当がつきませんが、来シーズンまでの2シーズンで廃材を使い切ってしまいたいと思っています。

ところで、このように廃材がたくさんあるのは
(1)以前から自宅に保管してあったもの
(2)昨年の主屋の改修工事で発生したもの
があるためです。

(1)以前から自宅に保管してあったもの

20年ほど前までは、我が家でも風呂焚きを中心として薪を使うことがありました。
また、年末には「おくどさん」(カマド)で餅米を蒸すのにも薪が必要でした。
しかし、カマドはなくなり、お風呂もガス給湯器のユニットバスになることで、薪を使う機会が一切なくなりました。

そのため、使われなくなった木材は長い期間、軒下などに積まれた状態になっていました。

r0012518

上写真の箇所は、約2年半前に建築士さんに調査していただいたとき、「これではシロアリなどの原因になる」と注意を受けたところです。

指摘を受けて直ぐさま撤去したのですが、「とき既に遅し」で隣接していた土台を中心にボロボロになっていました・・・

img_0531

当初からあった換気口(上写真)を塞いでしまっていたのも良くなかったようです・・・
結局、この部分は昨年の工事で取り壊し(減築)しています。

で、撤去した古材をどうするか?
2年前の当時は薪ストーブなんていうものは遠い夢で、一日も早く処分したい思いでした。
市の処分場が近隣にあるので、そこへ運べば燃やしてもらえるのですが、当時は毎週土曜日に軽トラ満載のゴミ(もちろん自宅の家庭ゴミです)を運び込むようなブラックリスト寸前状態。
そこへ古材まで運んでいけば何を言われるか分かりません・・・

そこで、「いつかはクラウン」ならぬ「いつかは薪ストーブ」を夢にして、とりあえず玉切りして建物から離れたところに積んでおくことにしました。

img_0534

上写真で真ん中に積んである合板(荷用の台座?)はさすがに燃やせませんので、丸ノコで小さく切ったうえ市の処分場で処理してもらいました。

下写真のように積み、上にシートを掛けた状態で現在に至ります(実際にはこの5、6倍あります)。

img_05383

(2)昨年の主屋の改修工事で発生したもの

昨年の主屋の改修工事において大量の廃材(古材)が発生しました。
当初は処分してもらうつもりでしたが、設計していただいた建築士さんから「角材は薪ストーブの薪などにも使いやすいので取っておいてはどうか」とアドバイスいただきました。
大工さん瓦屋さんにはお手数を掛けてしまいますが、角材だけを選り分けて敷地内(畑)に仮置きしてもらいしました(板材は処分していただきました)。

img_1965

当時は工事の進捗に伴い大きくなっていく廃材の山を見て、「やっぱり処分してもらったほうが良かったかも・・・」と思ったものです。
何しろ屋根や床組みを全面的にやり直しているうえに減築もありますので大量の廃材が発生して当然なのですが、ここまで多いとは思ってもいなかったのです。

上写真のとおり野ざらしでしたので、早く玉切りして棚状に積んでおかなければと思いつつ、実際に着手したのは工事完了から3ヶ月後・・・

まずは、丸ノコで容易に切断でき、薪用に改めて割る必要がない垂木や根太から始めました。

img_1988

垂木や根太には釘がたくさん打ち込まれていますので、丸ノコのチップソーは釘も切れるという山真製鋸「オールマイティー」を使いました。
釘を何度も切ることがありましたが、さすが切れ味が長持ちしました。

3.5寸程度のものまでは丸ノコで切りましたが、それ以上のものや丸太はチェンソーを使いました。

img_2044

チェンソーで切る際には切断箇所に釘がないか確認しますが、釘頭が取れて中に刺さっている可能性もあるため、やりたくない作業です。

チェンソーを使えば下写真のような太い桁も難なく切れますが、昔の人は手鋸で切っていたのだと思うと本当に頭が下がります。

img_2046

なんとか玉切りはできました。
薪用としては太いものは割らなければなりませんが、生木ではなく既に乾燥しているものですので、割るのは後回しにして棚積みすることにしました。

img_2109

2、3年間の仮置ですので心配いらないと思いますが、シロアリなどに備えて、風あたりがあり、建物から離れた場所にしています。

何しろ古材ですのでシロアリや腐朽対策として本来は屋根を設けると良いのでしょうが、そこまでする余裕がなくシートを被せた状態で現在に至ります。

img_2148

大量にあるため薪ストーブの利用者に一部譲りましたが、それでもかなりたくさんの量があります。
来シーズンまでの2シーズンで使い切りたいと思っていますが、どんなものでしょうか。

<続きます>