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薪ストーブの導入(55)雑木の枝を薪として利用

11月から焚き始めた薪ストーブですが、12月に入り早くも朝・晩の2回焚いてフル稼働状態になっています。

しかも朝はお湯を沸かすだけでなく、朝食作り(土鍋で味噌汁)にも貢献しています!

さて、薪ストーブのフル稼働に伴って忙しくなるのが燃料の準備です。
焚き付けに使っている杉の葉も在庫が少なくなってきましたので、週末、裏山に入って拾い集めることにします。

この時期、杉の葉は至るところに落ちています。
以前は、このような光景を見てゲンナリしたものですが、今では宝探しのような感じです。
これも薪ストーブのお陰です。

同じく焚き付けに使う小枝は、昨シーズンに伐採・バラしたものを山にして積んでありますので、そこから取り出します。

山の上部は乾燥して良い焚き付けになりそうですが、下部の土に接しているところは既に腐り始めています。

腐りかけているものはもちろん、畑に運んでマルチ材&肥料として利用します。

これらや剪定の枝葉などで畑(約1反)の地表面のほとんどが覆われている状態(地表面が剥き出しになっているところがほとんどない状態)になっています。

同じく昨シーズンに伐採・バラしたもので少し太めの枝は別の山にしてあります。

これらは薪ストーブの燃料としては向かないというイメージがあり、ボイラー(現在、導入に向け作業中)で燃やすつもりでいました。
しかし、ほとんどが広葉樹(雑木)で案外良い燃え方をするのではないかとも感じますので、薪ストーブで焚いてみることにします。

1年間雨ざらし状態でしたので内部は乾燥していると思いますが、表面の濡れを乾かすため軒下に一時置いて乾かします。

玄関先から下写真のように見えますが、薪ストーブ・ライフを送っているのが分かって良いかも(^_^)

まあ、少なくとも下写真の状態(今年3月頃、裏山の投棄ゴミを回収)よりはマシですね(^^;

薪もゴミも同じ裏山から集めてきたものですが、片や自然が作ったもの、片や人間が作ったものです。
自然に無駄なものはないと言うことを実感させてくれるのも、薪ストーブのお陰かもしれません。

さて、雑木の枝(太め)を薪ストーブで焚いてみます。

杉の薪とともに焚いていますが、枝の火持ちは広葉樹だけあってそれほど悪くもありません。
しかも、針葉樹と違って熾がたくさんできますので、昨シーズンに松(古材)を焚いていたときに比べれば投入頻度が少なくて済みます。
また、炉内に熾がたくさんあるため、火の勢いが弱くなっても炉内の温度が一定に保たれるのも針葉樹のときとは違います。
前面ガラスがほとんど曇らないのも同じ理由からなのでしょう。

広葉樹なら少し太めの枝でも薪として十分に使えることが分かりましたので、まだ多く残っている松(古材)はボイラーの燃料とし、広葉樹の枝を薪ストーブで使ったほうが良さそうです。

<続きます>

薪ストーブの導入(54)2シーズン目スタート

11月に入り朝晩は冷え込むようになってきましたので、薪ストーブを焚き始めることにしました。
薪ストーブはちょうど1年前に導入しましたので、2シーズン目のスタートになります。

ところで、本ブログへのアクセスは薪ストーブの導入過程に関する記事が大半と言うこともあって、10月頃からアクセス数が多くなっています(古民家や里山に関するブログ記事へのアクセスが少ないのが寂しいところですが・・・)。
DIYで薪ストーブを導入するのはいろいろと大変でしたが、実際に薪ストーブライフ!を味わってみると、それだけの価値があったと実感しています。
多くの人にとって薪ストーブが身近な存在になればと思っています。

さて、煙突掃除などのメンテは昨シーズンの終了後(5月上旬)に済ませていますが、新シーズンを迎えるに当たって簡単に点検することにします。
まずは屋根に上がって、煙突の状態を確認。

煙突トップには鳥が巣を作ることもあるそうですが、問題なしです。

昨シーズン、煙突トップ(天板部分)の塗装が剥がれたため、シーズン後に耐熱塗料(スプレー式)を塗っておいたのですが、夏の炎天下はさすがに厳しいようで既に剥がれいるところがあります。

まあ、見た目だけの問題でしょうから(煙突の材質はSUS)、とりあえずはこの状態で使うことにします。

ほかにももひと通り点検し、特に異常はありませんでしたので、次は燃料の準備です。
ところで、先月の台風襲来時に裏山から大量の落ち葉が吹き飛ばされてきました。

掃き掃除に手間が掛かりますが、下写真の置き土産もありました(^_^)

杉葉は焚き付け材として最高です。

焚き付けには杉葉のほかに小枝も使っていますが、このために樹木の伐採や剪定で発生したものをとってあります。
下写真はその一部ですが、1年間風雨に曝されて良い感じになっています。

そして、肝心の薪は?
昨シーズンは古民家の改修工事で発生した古材を中心に焚いたのですが、その古材はまだまだ残っています。
しかし、残っているものはほとんどが松で、松はストーブ用としては火力が強過ぎ、火持ちも悪い(さらに煤も多い)です。
そこで、松の古材はボイラー(今冬導入予定)の燃料として使うことにし、ストーブでは下写真の杉の丸太を焚こうと思います。

この杉は、25年ほど前に用地買収(道路拡張)にかかった山に植わっていたものです。
業者が伐り出したものを、亡き父が建築用材として使うつもりで杉皮を剥いて保管しておいたようです。
当地でも25年ほど前は、自分の山から伐り出した材木を製材所で挽いてもらい(賃挽き)、新築や改修の際に使うことがあったのです(町内に製材所もありました)。
しかし、時代が変わり、使うアテがなくなってしまいました。

ブルーシートで養生してあるものの、雨に濡れやすい木口はこの有様です。

腐朽が進んでいるものもあり、過半数は薪となりそうな感じです。

地面に近いところは薪にもなりませんが、これはこれで畑に持っていけば良い肥料になります。

薪として、とりあえず使う分を玉切りして割ります。

薪も準備できましたので、点火!

身も心も暖かくなるように感じます(^_^)

<続きます>