竹ボイラー導入」カテゴリーアーカイブ

竹ボイラーの導入(14)防護カバーの作製

前回、パイプの敷設に伴いハツった土間コンを復旧しました。

ところで、パイプを主屋へ引き込むため外壁に開口を設けていますが、現在、上写真のとおり開いたままになっています。
これでは小動物が入りかねませんし、降雨時に土台を濡らしてしまう恐れもあります。
そこで、これらを防ぐとともに屋外に露出しているパイプの保温を図るため、防護カバーを設置することにします。

まずは防護カバーの形状と大きさの検討から。
パイプの縦断線形から防護カバーの側面は下図で朱色着色箇所のようにすれば良さそうです。

正面は開口のサイズ(下図で緑色線、300mm×215mm)をひと回り大きくしたもの(450mm×250mm)にします。

これを木材(板材)で作っても良いのですが、取り付けられる側の外壁がトタンですので、金物(板材)を使ったほうが作りやすく、見た目も外壁に馴染むかもしれません。
金物と言ってもアルミ板や銅板は高価ですのでトタン(ガルバ生地、3尺角で800円程度)を使うことにし、展開図を描きます。

特にこれと言ったところはありませんが、外壁のトタンと接合できるように襟(幅20mm)を設けています。

展開図をトタンに罫書きます。

罫書き線に沿って切断します(万能ハサミを使用)。

折って形を作ります。

2箇所ある重ね代をハンドリベッターを使って接合します。

同様の手順で、これまでに自動カンナ盤の集塵フード薪ストーブのストームカラー、同じく天井用眼鏡板を作製しましたが、安価なトタンを使っていろいろと作れるものです。

ここで一旦、仮置きしてみます。

外壁のトタンには角波がついていますので、その高さ分だけ隙間が生じてしまいます。
隙間を無くすため、防護カバー側を切り欠くことにし、その位置をマークします。

マークしたところをドリル(16mm)と万能ハサミを使って切り欠くと、トタンの角波にピッタリとはまります。

防護カバーは点検時に取り外せるようにするため、外壁との接合(トタン同士)にはタッピングネジ(材質:SUS)を使うことにします。
防護カバー側にネジ径(3.0mm)でバカ穴をあけます。

続いて、外壁側(バカ穴の位置をマーク)に下穴(2.0mm)をあけ、ネジを締め付けて取り付け完了です。
ネジ締めは、薄いトタン板を勢い余ってネジ切りしてしまわないようにドライバーで手締めしています。
また、点検時に防護カバーを取り外すことから、防護カバーと外壁との接合部にシーリングは施しません。

防護カバーの設置により空気の出入りができなくなりましたが、床下の換気については、以前設置した換気口(上写真で防護カバーの奥側)が担うことになります。

<続きます>

竹ボイラーの導入(13)ボイラー本体据付と土間コン復旧

前回で地中埋設区間の配管(架橋ポリエチレン管)ができました。

これで、以前作ったボイラー基礎に本体を据え付けることができます。
ボイラー本体(ATO ウッドボイラー)は夏から倉庫内に置いた状態になっていますので、横移動させるだけです。
とは言え、ボイラーの(乾燥)重量は80kgありますので、下に敷いたバタ角を交互に移動させつつ所定位置に据え付けます。

重量物と言えば薪ストーブ(モキ製作所MD80Ⅱ)の重さが70kgでしたが、このレベルを超えると非力の私にとっては独力での移設は無理っぽいです。

当たり前とは言え、基礎の大きさがボイラーにピッタリ合っていてホッとします。

前回、地中埋設区間を埋め戻しましたが、その後、雨にも当たって落ち着いた感じになりましたので、土間コンを復旧することにします(ブログの掲載日とは異なり、実際には埋め戻してから1週間後の週末)。

コンクリートの基礎として砕石を敷き均しますが、この砕石には土間コンをハツったときに生じたもの(下写真、自家製RC-40!?)を再利用します。

自家製RC-40では少し粒度が大きいように感じるため、砂利を少し加えます。

コンクリート(2.44m×0.3m×3cm=22L)を手練りして打設します。
コンクリートの配合は、ボイラーの基礎を設置したときと同じです。
もちろん、骨材には先の自家製RC-40を混入しています。

宅内への立ち上げ部はパイプ(鞘管)があって手間取りますが、無事完了。

<続きます>