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庭の整備(69)外灯設置①計画

昨秋、下写真の流しで井戸水を使えるようにしました。

ブログ記事にはしていませんが、その後、手元にあったレンガを使って下写真のとおり流しから落ちる水が水路へ排水されるようにしました。

これはこれで良いのですが、気になっているが上写真でも流しの後ろに写っているCD管(オレンジ色の合成樹脂可とう管)です。
CD管には電気ケーブル(VVF1.6×2C)が収められています。
将来、ここに井戸の揚水ポンプを設置する計画で、その電源を確保するため、昨秋に水道パイプを敷設するついでに埋設しておいたものです。
土中に埋設してある部分は良いのですが、CD管は耐候性がないため(材質:PE、PP)、上写真のように露出している部分はいずれ紫外線でボロボロに劣化してしまいます。
早いうちに何らかの形で養生しておかなければなりません・・・。

ところで、ここに井戸ポンプを設置するのは早くても1年以上先になるかと思います。
一方、せっかく電気を引いてあるのですから、その電気を利用してポンプ設置に先行して行いたいことがあります。
それは外灯の設置です。

外灯については、父が亡くなって間もない頃(8年前)に母から「家の外が暗いため外灯を設置してほしい」と頼まれました。
家の中で照明を点けて生活しているのだから、窓から漏れる光で多少は明るいのではないかと思ったものの、実際に確認してみると真っ暗・・・。
とても人が生活しているような気配を感じないのです。
新聞か何かで目にした「田舎の古くて大きい家に高齢の女性が一人住んでいる情景が、現代日本の田舎の現状を象徴している」と言う一文を思い出さずにはいられませんでした。
そのときに外灯を設置しようかとも考えたのですが、その前に、なぜ家の中で照明を点けているにも関わらず真っ暗なのか調べたところ、直ぐに原因が判明。
玄関とLDKとの間には下写真(写真は昨年、木製梯子を自作したときに撮影したもの)のとおり光を透す格子戸が入っているにも関わらず、その前に食器棚が置かれていてLDKの照明の光を塞いでいたのです。

そこで、食器棚は下写真(写真は昨年、固定具を取り付けた時に撮影したもの)の壁前に移動しました。

その結果、屋内の光が外に漏れるようになって一件落着(下写真:玄関の照明を点けていなくても玄関外が少し明るい状態)。

こうして玄関前については多少明るくなったものの、我が家の長いアプローチは暗いままで、夜間の来客者にとって歩きにくい状態が続いています。
昨冬アプローチに敷石(延べ石を再利用)を仮置きしていた間も、来客者がつまずかないようにホームセンターで売っている安価なソーラー式ライトを警告灯として置いておきました。

このようなソーラー式ライトは電気配線も不要で良いのですが、外灯としては光量が不十分です(さらに写真のものは1年程度で外装のプラスチック部分が劣化してしまいました)。
そこで、先の電気ケーブルを兼用する形で外灯を設置しようと言うわけです。
外灯用の照明器具は2年前に整備した門柱(上写真。米搗き臼の支柱を再利用)を台にして設置すると良さそうです。
ただ、ケーブルを立ち上げてある場所(井戸ポンプ設置予定箇所)から少し距離があるため外灯設置箇所までケーブルを延長する必要があります。
それには井戸ポンプ設置箇所にケーブルの分岐箇所(ジョイントボックス)を設け、そこから外灯まで下図で朱色点線のとおりケーブルを延長すれば良いです。

しかし、実際には庭木などがあって上図のように最短ルートで敷設するのは難しいです。
また、除草の負担を軽減するため、井戸の周囲についてコケを植栽して坪庭のような感じに整備したいと考えています。
そこで、コケの植栽エリアを下図で緑色着色箇所のとおり設定し、その縁を沿わす形でケーブルを敷設することにします。

ところで、ケーブルを地中埋設することで怖いと思っているのが感電事故です。
ケーブルはCD管等で一定防護されているとは言え、何らかの作業で誤ってケーブル(100V)を破断、感電するかもしれません。
コケ植栽箇所の縁には縁石を設置する計画ですので、その縁石の下に電気ケーブルを埋設することで縁石をケーブルの防護材、そして埋設位置を示す標識にしようと言う考えです。
また、縁石に沿って雨水が排水されるようにし、雨水が井戸に流れ込むのを防ぎたいとも考えています(→井戸側の土が崩壊するのを防止)。

庭の整備(68)酷暑でタマリュウが・・・

前回、畑の通路などに播き芝をおこないました。

こうして芝生にするのは見た目を良くするとともに、芝生でグランドカバーすることにより除草の負担を軽減するためです。
グランドカバーには芝生(日向かつ人が通行する箇所)だけでなく、場所によってシバザクラ(日向)やタマリュウ(日陰)も用いています(下図で緑色が芝生、ピンク色がシバザクラ、青色がタマリュウ)。

シバザクラ(上図でピンク色)も挿し芽により増やし、少しずつ植栽しています。
今春に挿し芽したものが無事活着して下写真の状態にまで成長していますので、今回、植え付けることにします。

植え付ける場所は主屋への進入路沿いです。
2年前の春から少しずつ植え付けてきていて、今回が最も公道側の最後の区間(下写真で朱色線)になります。

上写真は今春に撮影したもので、今回植え付ける区間(上図で朱色線)は緑で覆われていますが、これは笹が密生しているのです。
特にここの密生度は高く、これは公道近くで人目につくため他の場所より除草剤を多く散布した結果だと思います。
笹の根を掘り起こして除去しようにも、ここまで密生すると難しいです(隣接する槙垣の根も混在しています)。

そこで、止む無く除草剤を使うことにし、今夏(酷暑が予想される日の朝)に笹の葉っぱ一枚一枚に除草剤を塗布して枯しておきました。
そして、現状が下写真です。

除草剤の威力は恐ろしいほどです。
槙垣の根の近くなど除草剤を塗布できなかったものが辛うじて生き残っているほかは完全に枯れています。

地球の未来を予感させるものがあるような・・・。

笹とは対照的に、今春に植え付けたシバザクラは青々としています。

春からあまり大きくなっていないように見えますが、苗と比べると随分大きく成長していることがわかります。

いつものように植え付けます(@30cm)。

これで進入路沿いのグランドカバーが完了したことになります。
2年前、試しに植え付けたときは土地が痩せているうえ笹が蔓延っているため無理かもしれないと感じたのですが、全くの杞憂で、それほどシバザクラは剛健です。

垣根はこの先も続いていますが、東や北に面するため今回シバザクラを植え付けたところのように日当たりが良くありません。
そこで、日陰に強いタマリュウ(下図で青色)でグランドカバーすることにし、今春に200株近く植え付けました。

植え付け直後

植え付けた時期(梅雨の合間)も良く、近所の方とも「まず間違いなく活着する」と話していました。
しかし、8月に入ると酷暑のうえ雨も降らず・・・。
垣根の北側に位置するものは問題なかったものの、東側で朝日に当たるところ(上写真の場所)で枯れるものが現れてきました。

下写真は現状で、朱色丸印のところに植え付けたものが枯れて無くなっています。

ポット苗もたくさん作ってありますので、これを使って補植しておくことにします。

10株程度枯れていたように思ったのですが、大半はその後復活したようで、実際に補植したのは2株だけで済みました。

下写真は別の場所(アプローチの隅切り部)のタマリュウですが、こちらも今夏の酷暑の影響を受けました。

酷暑の影響で葉の一部が茶色く枯れています。

秋になって復活してきましたが、一時は株全体が茶色くなっていました。
例年このようになることはありませんので、それだけ今年の酷暑は厳しかったわけです。