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トタン壁の塗装

近所に大変お世話になっている長老の方がみえます。
ご自宅の前に納屋があるのですが、その外壁のトタンがかなりサビはじめています。
日頃のお世話になっている感謝の気持ちとして、週末を利用してトタンの塗装を行いました。

塗装前の状態です。

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特に下部がサビています。
かなり昔にコールタールで塗装されたとのこと。
一般的にはコールタールのうえにはコールタールしか塗装できません。
しかし、隣近所の方(一級建築士)に伺ったところ、コールタールでも相当な時間が経ったものにはペンキ(合成樹脂塗料)塗装も可能だと教えていただきました。

トタンにはコールタールを塗ったことがないので分からないのですが、なんとなく粘度が低く塗りにくそうな感じがします。
ここはペンキで塗装することにします。

ホームセンターで購入したトタン用の油性塗料とトタン用のローラー刷毛です。

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油性塗料は7kgで4,000円程度の安価なものです。
ペンキにはいろんな種類がありますが、所詮は合成樹脂(プラスティック)を油(油性の場合)か水(水性の場合)で溶いたものだと思います。
難しいことは考えずに手頃な価格の油性塗料(ブラック)を選びました。

作業途中の写真がありませんが、ワイヤーブラシでサビを落として、ローラー刷毛で塗装すれば完成です。
簡易な養生で済ませたこともあり、実質半日で終わりました。

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以前のコールタール塗装に気泡のようなものが付着しているところがあり、その部分がどうしてもムラのようになってしまいました。

それでも真っ黒な壁は良いものですね。
上部の土壁は大直し仕上げでしょうか。
漆喰を塗れば、黒と白のコントラストで一層見栄えがしそうです。

漆喰といえば、土蔵の軒の修理で塗ったことがありますが、本職のような仕上がりを求めなければ意外と簡単なものです。
そのうえ安価です。
一度塗りですが、20kg1袋(約1,800円)でこれだけ塗ることができます。

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黒のトタン壁に白の漆喰もありかもしれませんね!

竹垣(四目垣)の更新(1)

3年前の冬から、週末を利用して里山(自宅の裏山)の整備を行っています(冬季のみ)。
現時点では竹(真竹)の間引きを中心に行っていますが、間引いた竹のうち直径が1寸(3cm)程度のものは使い勝手が良いため倉庫に保管してあります。

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いつもお世話になっている近所の方のご自宅には竹垣(四目垣)があるのですが、その竹垣が傷んできています。

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お話を伺うと、20年近く前にご本人が作られたそうです。
更新する時期に来ているが、ご高齢のため竹の伐り出しなどが大変であるとのこと。

我が家の倉庫に保管してある竹は、竹垣(四目垣)用として最適の太さのものですので、これを使っていただけます。
そして、せっかくの機会ですので作り方を教えてもらいながら一緒に作製させていただくことになりました。

まずは、材料を準備するため、採寸し、既存のものをベースに絵を描きます。

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既存のものが4段胴縁のため、同様に胴縁を4段配置しています。
この胴縁間隔と同程度の間隔で立子を配置し、四つ目が正方形に近くなるようにします。
立子の最上段を長めにしていますが、ここが短いと柵のように見えてしまうそうです。

既存のものは立子の竹が太すぎたとのことでしたので、次のとおり胴縁に比べ少し細いものを使うことにします。

・胴縁: 真竹 直径1寸(3cm)
・立子: 真竹 直径8歩(2.5cm)

ストックしてある竹から適当な太さのものを選び、長さに若干の余裕をもって木取りします。

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立子の上部(竹の末側)は節止めとします。

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胴縁は柱に釘留めするため節部分で切断しています(節が補強となります)。

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材料が揃いましたので、設置に向かいます。

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<続きます>

竹垣(四目垣)の更新(2)

前回、竹垣の材料を用意しました。

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支柱(丸太)は既存のものを利用しますが、竹垣を組む前に補修しておくことにします。
支柱は檜で土中部分はコールタールが塗布されていますが、経年劣化しています(芯は残っています)。
そこで、一旦掘り起こし、痛んでいる部分を切り取ったうえ再度コールタールを塗布します(下写真は再設後)。

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続いて、竹垣を組みます。
下写真のところまで組んだところでシュロ縄が無くなり、一旦ここで終了。

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胴縁と立子が交差する部分を「いぼ結び(男結び)」で結んでいます。
私が結んだところはユルユルですが、長老が結んだところはしっかりしています。

シュロ縄を入手し、後日、最後まで仕上げました。

<ビフォー>

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<アフター>

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(おまけ)

蛇口を閉めても水が漏るので、ついでに見てほしいと頼まれました。
コマパッキンが痛んでいるのだと思い、新しいものに交換しても症状は変わらず。
結局、蛇口自体を取り替えました。

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蛇口の取り替えは、以前、庭の整備において散水栓を取り付けた経験が活き、難なくできました(^_^)

動物侵入防止ネットの作製(1)

以前、いつもお世話になっている近所の方のご自宅で竹垣を作りました。

その際に建物(我が家と同じく厨子二階の古民家)の外観を眺めると、厨子(ツシ)二階の外壁(土壁)に開口があることに気がつきました。

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お話を伺うと、以前は屋内から厨子二階へ上がることができたが、その後のリフォームで出入り口を塞いだそうです(我が家も同じでした)。
このため、厨子二階へ上がることができなくなり、やむなく屋外から入れるように土壁に取って開口を設けたとのことです。

ご高齢のため、もう厨子二階へ上がることはないだろうとのことですが、このままでは野良猫などの小動物が侵入するかもしれません。
裏手ですので簡易的に金網を張ると良さそうだということになりました。

ちょうど不要だという建具(障子)があるとのこと。
金網の枠として使えそうですので、持って帰り動物侵入防止ネットを作ることにしました。

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檜ですので雨にも強そうです。

建具を分解します。

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昔の建具は接着剤が使われていないため、簡単・綺麗に分解できます。

框(縦、横とも)は1寸(30mm)角の角材です。
これを枠部分に再利用します。
枠の大きさは、開口の大きさから900mm×400mmとします。

木取りと継手加工(相欠き)をおこないます。

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組み立てます。

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上写真で枠の下にあるのは、4分厚の板材を1寸幅で切ったものです。
これで金網を押さえて固定します。

裏側に金網を取り付けます。

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表側からみた状態が下写真です。

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丸で囲んだところは、裏側を欠き、表側をすっきりさせるべきでした。

端材は薪ストーブの焚き付けに利用することにします。

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<続きます>

動物侵入防止ネットの作製(2)

前回、古い建具を再利用して動物侵入防止ネットを作りました。

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今回はこれを取り付けます。
取り付けるのは下写真の箇所(厨子二階の外壁)です。

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現状では、ここからしか厨子(ツシ)二階へ上がることができません。
所有者の長老ご自身はもう上がることはないとおっしゃってみえますが、修繕工事などの際に入る場合があるかもしれません。

そこで、丁番をつけて開閉できるようにします。

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狭いところなので手間取りますが、なんとか取り付け完了。

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このように開閉できます。

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しかし、間口の高さは実質1尺(30cm)程度ですので、成人がここから入るのはかなり難しそうです。
長老ご自身は入ったことがあるとおっしゃってみえましたが、小柄なので可能だったのかもしれません。
なんらかの修繕時に厨子二階へ上がる必要がある際は、天井を破ることになるのかもしれません。

ちなみに我が家も同じように厨子二階への出入り口が塞がれていました。
主屋の改修をどうするか悩んでいたとき、まずは雨漏りする屋根裏(=厨子二階)の状態を確認せねばと考えました。

そこで、天井に穴をあけて入ることにしました。

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雨漏りで天井板が腐っているので、穴を開けるのは簡単です・・・

しかし、藁のムシロが敷かれて、その上にも藁のようなものが積まれているようです。

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1.5mほど掘り上がり?ようやく頭だけ出すことができました。

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すさまじいホコリと藁クズのなかに入っての作業ですので、合羽に防塵メガネ・マスクを着用して完全防備です。

この家にウン十年暮らしてきましたが、厨子二階に上がるのは初めてです。

藁や柴が大量に、しかも身長程度の高さまで積まれています。
まさか、こんなことになっているとは!

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その後、朝活(朝の1時間を利用)でこれらの藁や柴を片付けました。
片付け途中の状態でしたが、建築士さんにも上がっていただき、調査そして改修工事へと繋がりました。

下写真は、上写真とほぼ同じ場所の現況です。

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以前の状態では、危険すぎて薪ストーブどころではありませんね。