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里山再生:竹の間伐と使用道具

自宅に隣接する里山(約30a=3,000m2)について、5年前から整備し始め、前回で当初計画分(竹の間伐及び竹林エリアの縮小)は無事完了しました。

次の計画として、さらに竹林エリアを縮小すべく(竹林:雑木林=10a:20a)、下図の紺色破線で囲む箇所(約10a)について今後5年程度をかけて竹を無くしていく考えです(一度に竹を皆伐すると林内の日当たりが良くなり過ぎて下草刈りに追われかねないため、時間をかけて雑木林に移行させる考えです)。

この箇所の現状は下写真のとおりで、竹は1坪1本程度の密度になっています。

今シーズンは、これを2坪1本程度の密度になるよう間伐することにします。
つまり、2本に1本を伐採します。
そして、間伐完了。

写真では余り変化がないように見えますが、実際には林内が相当明るくなっています(下草が生えることを考えると、これが限界?)。
清々しくも感じ、作業していても気持ち良いです。
竹には殺菌作用もあるそうで、私自身、冬に風邪をひかなくなったのも、こうして竹林で作業しているのが功を奏しているのかもしれません。

僅か5年前は下写真の状態で、林内で一人作業していると幽霊が出てきそうな感じで怖かったのを覚えていますが、5年でここまで変わるものです。

元々、ここは山と言っても小高い丘陵地の斜面部分で、幅は2、30m程度しかありません。
そして、この上側が畑や屋敷(自宅)になっているため、特に林内が明るく感じられるのでしょう。

反対の下側には水田が広がっており、竹を間伐したことで、木立の間から水田の様子が窺えるようになりました。

ところで、今回の間伐(1本/3.3m2→1本/6.6m2)で伐採した竹の本数は約150本(=1,000m2÷6.6m2/本)になります。
竹の種類がマダケ(モウソウチクのように太くない)で、既に坪1本の密度になっているため(掛かり木になることが少ない)作業は容易なのですが、それでも本数が多く大変です。
このため、竹の伐倒及び玉切りにはチェーンソーを使っています。
チェーンソーは昨シーズンまではエンジン式のもの(下写真で奥側:ゼノアGZ360EZ、14in.)を使っていたのですが、今シーズンから充電式の小型のもの(下写真で手前側:マキタUC121D、4.5in.、竹用ソーチェーン装着)を使っています。

この充電式のチェーンソーは電動工具(やクリーナー)のバッテリー(14.4V)が使え、本体のみであれば2万円少々と比較的安価です(エンジン式は倍以上の価格)。
もちろん性能もそれなりで、エンジン式に比べると遥かに非力で、その違いは丸ノコとジグソーと言った感じです。
しかし、竹(マダケ)を伐るには十二分のパワーで(モウソウチクには非力です)、何より安全に作業できるのが最も良いと感じています(木の伐採時と異なり、アイドリング状態で移動することが多いこと。刃の回転速度が遅いことなど)。
これに加え、トップハンドルのため玉切りがしやすく、伐倒・玉切りの作業が本当に捗ります(エンジン式チェーンソーを使っていたときの倍程度)。

そんなわけで伐倒・玉切りばかりやってしまい、枝払いの作業が溜まってウンザリしてしまうのですが・・・。
ちなみに、竹の枝払いは鉈(下写真)を使って行います。
と言っても鉈の刃で切り落とすのではなく(刃が欠ける)、鉈の背(峰)を枝の付け根に打ち込むと容易に枝を払えます。

写真は枝払いしているところではありません・・・。

しかし、この方法が使えるのもマダケまでで、モウソウチクともなると困難です。
このため、モウソウチクの枝払いには竹ひきノコ(下写真で下の手鋸)を使っています。

手鋸は替え刃式が主流で、新しい刃に取り替えれば切れ味が復活するのは良いのですが、一般的な竹ひき用の替え刃は千円以上し、1シーズンに何本も交換するとなると私のような貧乏人には厳しいものがあります。
そこで、私が愛用しているのは上写真にあるゼットソーの 「竹ひきのこ240」です。
ゼットソーと言えば大工用ではトップブランドですが、山仕事ではマイナーかと思います。
しかし、ゼットソーだけあって切れ味は申し分無し、それでいて価格が1本500円弱と安価なのです。
さすがに柄が大工用のもの(木の棒)では使いにくいため、ピストル形状のもの(ゼットソーピストル265柄)に換え、専用の鞘(ゼットソー・パイプソー共通鞘)に入れて使っています(上写真)。

ところで、竹ひき用の鋸刃は目が細かく、製品によっては塩ビ管の切断用にも使えるとされています。
ゼットソーの場合、塩ビ管の切断用として別途「パイプソー240」のラインナップがあり、これを「竹ひきのこ240」と比較すると下写真のとおりです。

素人目にはパッケージだけが異なるようにしか思えず、パイプソーで竹を切っても同じように感じます。
こうしてわざわざ比較したのは、実はパイプソーは竹ひきのこよりも更に安く、1本300円程度で購入できるからです。
両者の価格差は販売量の違いによるものだと思い、今では竹ひきにもパイプソーを使っています(ケチくさい話しになりました・・・)。

里山再生:竹林エリアの縮小

冬の週末は里山整備を中心に作業しています。
そのうち自宅に隣接する里山(約30a=3,000m2)については5年前から始めましたので、この冬で6シーズン目になります。
当初は竹ヤブと化していたため、最初の3年で竹(マダケ)を坪1本程度の密度になるように間伐しました(10a/年のペース。この作業が最も大変でした)。
その後、春に成長させたタケノコに相当する本数を冬に伐採することで坪1本の密度を維持するとともに竹の更新(5年サイクル)を図っています。

これと同時に、下図で黄色着色箇所(約1/3=10a)については、元々は雑木林(クヌギ)であったことから、雑木林に戻すべく、年々、竹の本数を減らしていっています(3年前からはタケノコの時点で全て収穫することで新竹も生やしていません)。

このため、このエリアの竹は下写真のとおり疎らに点在している状態になっています。

2018年3月撮影

竹が少なくなったことで、その分、雑木が勢いよく成長し始めています。
この状態であれば、残っている竹を伐採しても林内に雑草が蔓延ることはなさそうですので、今シーズンに残りの竹を皆伐することにします(一度に皆伐すると林内の日照が良くなり過ぎて下草刈りに追われかねないため、時間をかけて徐々に竹と雑木を入れ替えるような形にしています)。

残っている竹を全て伐採。

このエリア(約10a)から竹が無くなりました。
もちろん根は残っているため、3年程度は春にタケノコが生えてきますが、タケノコの段階で全て収穫しておけば根も後退していくことでしょう。
繁殖力が旺盛な竹は、里山の荒廃とともに全国で問題になっていますが、ある程度管理して竹ヤブにさえしなければ意外と扱いやすい植物なのかもしれません。

このエリアに古くからある大木はクヌギなどの落葉樹なのに対し、新たに成長している雑木はヤブツバキなどの常緑広葉樹(照葉樹)がほとんどです。

やはり当地のような温暖地では照葉樹林になるのが自然なようです。
竹の皆伐後にはクヌギを植樹するつもりで苗木も育てているのですが、ツバキなどの雑木も良質の薪になりますので(成長が遅い?)、余計なことはせずにそのままで良いのではないかとも思うようになってきました。

さて、これで当初考えていた竹の間伐(皆伐)を中心とする整備は5年かかって全て完了しました。
今後は、竹林のエリア(20a)について、現状を維持すべく毎年、竹を更新していけば良いことになりますが、新たな課題も見えてきました。
それは20a(2,000m2)程度の広さの竹林でも、想像以上の竹(1年120本=2,000m2÷3.3m2/本÷5年サイクル)が発生することです。
伐採竹はボイラーの燃料として使うようにしているものの、1年に120本も必要ありません。

また、地元の長老などから話しを伺うと、竹を多用した昔でも、これほど竹林は広くなく、どうも下図で旧道(赤道:あかみち)より下側(南側)だけだったようです(昔は桶屋さんが竹を買いにみえたりして、竹林として相当整備されていたそうです)。

そこで、竹林のエリアをさらに縮小し、下図のとおり全体の1/3(10a)程度にすることにします。

このため、上図で紺色破線で囲む箇所について、今後5年程度かけて竹を無くしていくとともに雑木林へと移行していきたいと思います。

遊休農地の活用(8)植生による土地の記憶

所在がはっきりしていなかった畑について、地元の長老にいろいろと教えていただき、場所を特定することができました。
しかし、長年、耕作放棄状態で、ノイバラや篠竹が一面に生い茂っている状態になっているため、この冬の間に一度全てを刈ることにしました。

南側:セイタカアワダチソウとノイバラ
北側:篠竹

早速、南側のノイバラが繁茂しているところから刈払機を使って刈り始めます。

ノイバラは株立ちして身長を越える高さにまで成長しているため、生垣を刈り込むような形で外周から可能な限り刈払機で刈り、棘の少ない状態にしておきます。

上写真の状態まで刈れば株元に手を入れることができますので、手鋸やチェーンソーを使って株元から切り倒します。

この作業を最初は一般的な作業用手袋をはめて行っていたのですが、手の甲に棘が触れて痛い思いをします(今も出血跡が残っています・・・)。

革手袋に替えるもノイバラのジャングルには悪戦苦闘・・・。
ノイバラのエリアは一旦置いておき、気を取り直して篠竹が密生しているところを刈ることにします。

ノイバラに比べるとまだマシとは言え、篠竹は高さが3mほどあって刈払機も悲鳴をあげているように感じます。
刈払機(三菱農機、2007年製)は農業用のそれなりのものを使っていますが、さすがにこれは能力以上の作業で、早く機械をダメにしてしまいそうです・・・。

大きなエノキの木の周囲も刈ります。

蔓もある程度取り除いところ、スッキリした感じになりました。

篠竹のエリアをさらに奥へと刈り進め、奥側にある田圃が見えるようになりました。

風が通り抜けるようになって良い感じです。

そして、ついに全てを刈り終えました(作業は2、3時間ずつ行い、トータルで24時間程度)。

土手の部分は篠竹が壁を作って鬱蒼としていたのですが、明るくなって見通しも良くなりました。

全体を眺めると、刈り跡からノイバラ及び篠竹が密生していたエリアがはっきり区分されます。

ところで、この畑は所在さえ不明だったのですが、実は灯台下暗しで同級生のおばあ様が昔、耕作されていたのです。
そして、南に隣接して同級生の家の田圃があり、我が家の畑とともに耕作放棄状態になっていることがわかりました。
同級生のお母様から「畑のほうが少し高いため、田圃との境に段差があるはず」と聞くも作業時に気づくことはありませんでした。
しかし、刈り跡から区分される線上を改めて見ると、確かに少し段差が残っており、これが畑と田との境だったのです。

耕作放棄とともに畑に篠竹が生えるも、篠竹は水を嫌うため田圃には侵出できず、田圃にはノイバラが繁茂したのです(ノイバラは多少の湿地を好むのかも)。
耕作放棄されて数十年が経つものの、今なお植生が元々の農地(畑、田)の記憶を留めているとは驚きです。

さて、耕作放棄地につきものなのが不法投棄ゴミです。

こうしたものがあると草刈り時に危険ですので、片付けておきます。

枯れ枝などはいずれは朽ちて土に還るとしても、やはりあると草刈りの支障になります。

野焼きもしづらいご時世で(少し前にも近くで野焼きの延焼によるボヤ騒ぎ)、こうしたものの扱いに困っていたのですが、ウッドボイラーを導入したことで、その良い燃料になるので助かります。

こうして作業は完了しましたが、次の問題として今後どうしていくかです。
畑は自宅の隣接地(約1反:1,000m2)で十二分ですので、やはりここも果樹などを植え、隣接する道や耕地に迷惑を掛けないように定期的に草刈りを行って管理していくのが良さそうです。
将来的に果樹が大きくなっても、その日陰となる北側は道や池となっていますので問題ないでしょう。
今後しばらくの間(2、3年)草刈りを行って篠竹の勢いが落ちたところで果樹の苗木(現在、種から育成中)を植え付けたいと考えています。

遊休農地の活用(7)所在不明の耕作放棄地

我が家は先祖代々、農家です(現在、販売目的の営農は行っていないものの、法的には一定面積の農地を所有していることから農家に位置付けられています)。
このため先祖伝来の農地を所有しており、その大半は自宅近くの水田(約75a=7,500m2)です。
これらの水田は、以前は亡き父が兼業で耕作していたのですが、平成の初めに実施された県営圃場整備事業により大規模・集約化されたことから、現在は大規模営農されている方に全て耕作していだいています。

このほかにも田畑が少しあるのですが、それらは自宅から離れていることもあって50年以上昔から貸地としていました。
このため、私自身、どこに所在するのかさえ知らず、父が亡くなって相続登記する際、公図を頼りに現地に行ったところ、いずれも荒れ果てた状態になっていました。

奥側の荒地が我が家の水田(2013年5月撮影)

これらの田畑があるのは山あいで、圃場整備が行われておらず狭小地(10a)で水利も天水頼りです。
このため、時代とともに借り手がいなくなり、20年以上にわたり耕作放棄状態になっていたのです。
亡き父は自宅近くの水田(75a)を耕作していたため、ここまでは手が回らなかったのですが、私の代になって耕作する必要がなくなり、その分の余裕ができたため5年ほど前から耕作放棄地(や里山)の再生に向けて取り組み始めました。

上写真の耕作放棄地については、定期的に草刈りなどの管理を行って現在、下写真の状態にまでなっています。

2018年9月撮影

上写真の水田のほかには畑が2箇所あり、そのうちの1箇所(3a)は既に管理できていますが、問題は残る1箇所が所在さえはっきりしない状況なのです・・・。
公図(明治期に調製された旧土地台帳の付属図ベースのためアバウト)からすると下写真で中央の荒地だと思われるのですが、昔から我が家で直接耕作していないこともあって近所の長老に尋ねてもご存知ありません。

2013年5月撮影

遠目にはそれほどでもないですが、近くで見ると相当な荒れ具合です・・・。

2013年5月撮影

隣接する農道の通行の妨げにもなりかねず、草刈りだけでもしなければと思うのですが、我が家の土地だと言う確証が得られません。
こうした中、昨春、この近くにある畑(貸し地)の管理が我が家の手に返ってきました。
草刈りなどで定期的に通うことにより、この地区で耕作される方(長老)とも話しをする機会が得られ、この結果、先の荒地についても我が家の土地であることがはっきりしました。

こうなれば、あとはやるだけです。
草が枯れ、蜂やマムシなどが出なくなるのを待ち、この冬の間に全体を一度刈ることにします(とりあえずは最後の1箇所なのでやる気も出ます!)。

以下、現況です。

畑の一角にあるエノキ(またはムクノキ)が大きくなっています。
蔓も巻きついており、その影響なのか株立ちしている幹の一本が道路側に折れています。

(2018年4月撮影)

北側から見ると高さ3mを越す篠竹が密集しています。

(2018年10月撮影)

南側から見るとセイタカアワダチソウ(の黄色い花)が目立ちます。

(2018年10月撮影)

セイタカアワダチソウであれば楽勝と思ったのも束の間、近くで見るとノイバラのジャングルで早くも戦意喪失です・・・。

(2018年10月撮影)

竹ボイラーの導入(41)煙突掃除

前回で風呂への給湯部分が完成し、ATOウッドボイラーをさらに活用できるようになりました。
このため、この冬は1日に少なくとも1回はボイラーを焚くようになっています。
こうしてボイラーを焚く時間が増えると気になるのが煙突の状態(煤の付着等)です。
ボイラーは薪ストーブのように長時間焚くことはないため(1時間未満)、まだ煤で煙突が詰まることはないと安易に考え、実は1年前にボイラーを導入してから一度も煙突掃除をしていないのです・・・。
火災の原因にもなりかねませんので、煙突の状態の確認を兼ねて掃除を行うことにします。

煙突掃除は下写真のような煙突ソージ器を使って行います。

上写真は薪ストーブ本体(モキ製作所 MD80Ⅱ)に付属していたものです。
薪ストーブの煙突掃除に使っており、慣れたところで、これを使いたいところです。
しかし、先端のブラシ部分が薪ストーブの煙突サイズ(φ150mm)に応じたものになっているのに対し、ボイラーの煙突(φ115mm)はサイズが異なるため、そのままでは使えません。
引き込み用のワイヤー部分はそのまま使えるとし、先端のブラシ部分だけ小さいものに付け替えれば良さそうです。

近所のホームセンターで探したところ、ちゃんとブラシ部分が売られていて、いく種類かのサイズの品揃えがあります(ホンマ製作所製)。
ただ、φ115mm(ボイラーの煙突サイズ)のものはなかったため、少し大き目のφ120mm(4寸)を購入(下写真で右側、約200円)。

左:φ150mm(5寸)、右:φ120mm(4寸)

ワイヤー部分への取り付け方を既存のものを見て確認します。

ブラシ部分が外れて煙突内に残っては大変ですので、しっかりと固定されるようにしてあります。

新たに購入したブラシ部分も同じように加工。

取り付け。

ブラシ部分を容易に交換できるように、ビニールタイで結んであります。

ボイラーの煙突は下図のとおり「壁出し」方式のため、煙突掃除をしやすいように曲り筒を蓋付きのものにしています。

写真は施工時のもの(水槽内を点検するためボイラーの天蓋を持ち上げ)
写真は施工時のもの(煙突トップの位置が低い)

曲り筒の蓋を外し、そこからブラシを挿入して煙突内に付いた煤を排出させるわけですが(上写真で朱色矢印)、肝心の蓋がどうしても外れません(ベルトレンチ等使用)。
まさか煙突内にタール(煙道火災の原因)が付着しており、それで外れないのではないかと一抹の不安が・・・。

蓋を外すには煙突をバラすしかなさそうです。
煙突をバラすこと自体は容易ですが、少し厄介なのは屋根の貫通部にシーリングが施してあることです。
カッターを使って丁寧にシーリング材を剥がします。

施工時にうっかりして耐熱タイプでない普通のシーリング材(シリコンシーラント)を使ってしまっていたのですが、溶融などによる変形は見られません。
シリコンシーラントは相当熱に強いようです。

バラした煙突の内部を確認すると・・・

煤がたっぷり付いています。
しかし、サラサラの粉末状で、タールがベットリと付着しているようなことはありません。

蓋も内側から押し下げると外せました。

外しにくかったのは、タールが付着していたためではなく、単に筒のサイズに対して蓋が少し大きかったためでした。

煙突の横引き区間は蓋を外した箇所からブラシを挿入して掃除します。

排出された煤(横引き区間のみ)が下写真です。

茶碗1杯程度です。

掃除後の煙突内部の状態が下写真です。

曲り筒の蓋がキツ目に作られているため、取り外しやすいように少し控え目に取り付けておきます。

今回煙突掃除を行ってみて、煙突内の煤の量はそれほどでもなかったと言う印象です。
ボイラーの煙突は煤が付きやすいシングル煙突ですが、薪ストーブ(二重煙突)に比べると焚いている時間が圧倒的に短いことが一番大きな要因だと思います。
定期的に曲がり筒の蓋を外して内部の状況を確認しさえすれば、煙突掃除は年1回程度でも良さそうです。

竹ボイラーの導入(40)浴室の防水処理

前回、浴室に水栓を取り付けるとともに配管をボイラーと接続し、風呂に給湯できるようにようなりました。

思い返せば、敷地内に昔からある井戸にポンプを設置したのが2年前。
その後、配管を拡張するとともに1年前に木質資源を燃料とするATOウッドボイラーを設置。
そして、ようやく主屋(古民家)で井戸+木質資源によるお湯が使えるようになって感無量です(現時点では風呂のみで、他は別系統の上水道+ガスによる給湯)。

とは言え、まだ工事が残っているので喜んでばかりいられません。
しばらくの間、使いながら給湯管(主に継手部分)から漏水がないか調査。
漏水がないことを確認したうえ、断熱材を施します。
まずはボイラーとの接続部分。

ここはステンレス製のフレキパイプを用いています。
給湯管で高温になるため、断熱材(パイプカバー:発泡PE製)を取り付ける前に耐熱性のある保温テープをフレキパイプに巻いておきます。

その上にパイプカバーを被せます。

このパイプカバーは最も一般的で安価な発泡ポリエチレン製のものですが、今回のように配管形状が曲線であっても追従します。

さらにビニールキャンバス(下写真で黒色)を巻き、パイプカバー(発泡PE製)が紫外線で劣化しないようにしておきます。

ちなみに、この上流側(ボイラー側)は下写真のようになっています。
ミキシングバルブ(米国ハネウェル社製)と呼ばれるもので水と湯が混ぜられ、一定の温度(63.3℃)のお湯が送られるようになっています(火傷の防止や水栓器具の保護のため)。

従って、給湯管を流れる温水の温度は最高でも63.3℃のため、パイプの断熱材としてパイプカバー(発泡ポリエチレン製、耐熱温度:70℃程度)を直接巻いても大丈夫なのだと思います。

床下点検口内の給湯管(分岐等)も同様に断熱材を施します(給水管側は以前に施工済)。

床下点検口1
床下点検口3(風呂への分岐箇所)

次に、浴室の配管貫通部にシーリング材を充填して防水処理を施します。
今回の場合、貫通穴がパイプに対して大きいため、その隙間にシーリング材を充填できるようにメッシュネット(今回は網戸のネットを使用)を貼り付けておきます。

上写真で下側は防水パンに設けらている配管貫通部です。
これに水が溜まらないように防水パンの底よりも立ち上げられているにも関わらず、上面に凹部(深さ3cm程度)があります。
これでは凹部に水が溜まってしまうため、設計ミスではないかと思ったのですが、実はよく考えられており、この凹部を埋めるようにシーリング材を充填するようになっているのです(POSシール333ml×2本分)。
浴室内の水が床下に漏れるようなことがあってはなりませんので、パイプとシーリング材を3cm程度密着させて万全を期しているわけです。
肝心のシーリング材を充填したところは写真の撮り忘れ・・・(後日、撮影して掲載するつもりです)。

次に浴室の壁にシャワーフックを取り付けます。
壁の構造は下図のとおりで、化粧材が薄いため(t=3mm)、直接ビス留めすることはできません。

そこで、中空壁用のプラグ(下写真で白色の円形のもの)を打ち、それにビス留めすることにします。

プラグは様々な種類のものが市販されていますが、今回は「トグラーTA」を使用。

ビス留めしてシャワーフックを取り付けます。

上写真では分かりにくいですが、今回使用した「トグラーTA」は座部分に厚みがあり、これにより壁とシャワーフックとの間に隙間が生じています・・・。

仕方なく隙間部分にシーリングすることにしますが、問題は円形のものにうまくシーリングできるかです。
マスキングテープを円形に貼ってみますが、うまくいきません。
そこで、マスキングテープを短く切って円形状(多角形)に貼り付け。

ここにシーリングしてマスキングテープを剥がしたところ、それなりに綺麗に仕上がりました(プロはこのような場合、どうしているのでしょう?)。

これで残工事も終わり、風呂への給湯部分が完成しました。

竹ボイラーの導入(39)シャワーバス水栓の取り付け

前回、本管と浴室との間を繋ぐためフレキパイプを用いて配管しました(下図で朱色線)。

浴室側の末端は下写真のとおりユニット取出し金具が設置された状態になっていますので、これに水栓を取り付けます。

水栓はリクシル社のサーモスタット付シャワーバス水栓(BF-WM145TSG)を購入(ネット店舗で1万円弱)。
付属の施工説明書に従って作業するとし、まずは脚部分をねじ込んで取り付けます。

水栓本体側は給水と給湯の各接続口が100mm間隔に固定されているのに対し、この脚部分の取り付け方向を微調整することで合わせられるようになっています。

水栓本体を取り付け。

早速、お湯を出したいところですが、まだ給湯管の起点がボイラーと繋がっていないため蛇口を開けてもお湯が出ないのです(施工のため給水管も止水してあります)。
ボイラーから出る給湯管は現在、下写真のとおり仮設の給湯栓に繋げてあります。

これを外し、給湯管の起点に繋ぎ替えることにします。
この接続にもフレキパイプを使います。

このように両端が固定されている区間を繋ぐ場合、フレキパイプは融通が利くため便利です。
さらに、今回の場合はボイラー側が振動等で微動するため、ガチガチの配管にするのではなく、フレキパイプなどの可とう性のあるパイプを部分的に入れておくのが良いのではないかと思います(素人考え)。

接続完了。

これでボイラーから風呂の水栓までパイプで繋がりましたので、ボイラー側のバルブを開けてパイプ内に通水。
そして、風呂の蛇口を開けると温かいお湯が出てきました(肝心なところになのに写真を撮り忘れ・・・)。
実際にこれらの施工をしたのは昨年9月で、まだ暑い頃でしたので、シャワーだけを浴びたのですが、いろいろと苦労したこともあって、いつもの水道水+ガスによるお湯とは別格の心地良さがあるように感じました^_^