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自然農:モンキーバナナが無事越冬

前回、育苗ハウスを畑(自宅に隣接)の一角に設置しました。

早速、夏野菜(特にナス科)を育苗し始めましたが、ハウス内にスペース(約1坪)の余裕があるため、昨秋、屋内に退避させたモンキーバナナ(下写真は昨年10月下旬)もハウス内に入れることに。

モンキーバナナは10℃を下回ると枯れてしまうとのことで屋内に退避させてあったわけですが、屋内は日当たりが十分でないため、早く屋外に出してあげたく感じていたのです。

3月中旬、ビニールハウス内に移動。

モンキーバナナは下の方の葉っぱが枯れ上がっていますが、無事、冬越ししました(実はハウス内に移してから少し元気がなくなりました。ハウス内と言えども屋外に出すには少し早かったようです・・・)。

ところで、下写真が育苗ハウスが設置してある畑の現在の様子です(下写真で左端に育苗ハウス)。

果樹や野菜の花が咲き誇っています。
この時期の自然農の畑は本当に地上の楽園と言った様相になります(夏は草茫々のジャングル!)。

上写真でピンク色の花はモモで、白い花はスモモです。

スモモにいたっては、この1年で一段と大きくなり、枝には花がびっしりついています。

自然農に切り替え、2〜3年前から畑の調子が良くなってきましたが、果樹もそれに劣らず元気が良いです。

さらに果樹だけでなく、自宅敷地内の庭木(下写真はハクモクレン)も年々、花をたくさんつけるようになってきています。

下写真は昔からあるクサボケ。

以前は花をみかけることがなかったのですが、3年ほど前から花をつけるようになり、今春はビッシリです。
私の剪定技術が良いからだと言いたいところですが、素人の私の腕が良いはずありません。
ではなぜ、このように花がたくさんつくようになったかと言えば、除草剤(グリホサート系)を使うのを止めたからだとしか思えません。
除草剤を使うのを止めて10年近くが経ち、土中の環境が改善しつつあることを草木が示しているように感じています。

自然農:育苗ハウス設置

このところ少しバタバタしていて、ブログの更新が滞ってしまっています。
前回のブログ記事では、再来シーズンの薪を確保するため、大木のエノキを伐採し始めました。

伐採は既に完了し、薪作りも2月中に終えているのですが、ブログ記事にできていない有り様です・・・。
そんな中、突然、話題を変えて「育苗ハウスの設置」について書きたいと思います。
と言うのは、最近、このブログを通じて知り合った方らと自然農に関して情報交換することが多くなっているため、畑の状況等をお伝えしたいと思っているのです(今年は自然農に関するブログ記事が多くなるかも?)。

自然農に関しては、自宅に隣接する畑の栽培を慣行農法から切り替えて7年が経過しました。
自然農法に切り替えて5年ほどはマメ科の作物しかまともに育たない状況でしたが、少しずつ土地が回復して2年ほど前から大抵のものが育つようになり、今冬には自然生えのハクサイが結球するまでになっています。

私の自然農のやり方は、福岡正信さん(自然農法を提唱)の著作を読んだほかは、全くの自己流でやってきました(学校が農学部だったため、そのときの友人に誘われて某宗教が実践している自然農の話しを聞きにいったことがありますが、内容は覚えていません)。
これまでは、作物の栽培よりも土地を肥すことに注力していたこともあって、他の人がどのように自然農を行っているのか余り関心がなかったのですが、半年ほど前にネットで検索したところ、YouTubeで自然農に関して情報発信している方がたくさんみえることを知りました(例えば「島の自然農園」さん)。

それで、最近は、島の自然農園さんら農系YouTuberの方の番組を見るのが楽しみになっています(実は、これがブログ更新が滞っている最大の要因です^_^;)。
今は、夏野菜の育苗が始まる時期ですが、島の自然農園さんをはじめとして、自然農でもビニールハウスを使って育苗されています。
私自身はストイックに「自然農にビニールハウスは有り得ない」と思い込んでいました。
しかし、ナスなど育苗に時間を要する作物は露地栽培だとかなり収穫時期が遅れ(秋ナス)、夏にナスを収穫するには5月連休頃に苗を買わざるをえません。
苗を買うぐらいなら「ビニールハウスで自家育苗するのも有り?」と考えが変わってきました。

と言うことで、3月上旬、ホームセンターでビニールハウス(育苗ハウス)のキット(南栄工業 BH-1522。約15,000円)を買ってきました!

この育苗ハウスは広さが約1坪と超小型です。
メッキパイプ等、必要な資材が一式揃っており、同梱の説明書に従って組み立てれば育苗ハウスができるようになっています(製品の梱包箱も乗用車に載せられるサイズです)。

一般的な農業用ビニールハウスは支柱(メッキパイプ)を土中に打ち込むため半恒久的な施設になりますが、この育苗ハウスは土台部があって移動できるようになっています(春以外は倉庫内に保管するつもりです)。
土台部の単管パイプを組んで、設置予定場所に据え付けます。

日当たりや、近くに散水栓があることから、この場所に決めたのですが、ここは畑の一角で畝があって地面が凸凹しています。
育苗ハウスの土台が安定して据わるよう整地することも考えたのですが、せっかく良い状態の畝を壊すのも勿体なく(自然農の場合、畝は使い続けます)、そのまま設置することにしました。

説明書に従ってメッキパイプを組んで骨組みを作ります。

そして、ビニールを張って完成です!

ビニールは、この製品に専用の一枚もので、骨組みに被せるだけでビニールを張れます。
ただ、専用品のため交換用ビニールが比較的高価(約10,000円)なのが残念です(なので、春以外は倉庫内に保管しようと思っています)。

別アングルから。

後ろに写っている古民家に対して異質感が・・・。
来年は別の場所に設置するかも。

育苗ハウスができたため早速、ナス科野菜を播種(3月上旬。せっかく育苗ハウスがあるので、たくさん育苗しようとセルトレイを使っています)。
それから2週間が経過し、下写真のとおり発芽してきました。

発芽までの時間は露地の場合とあまり変わりませんが、昼間、ハウス内はかなり温度が上がるため5月連休頃には定植できるぐらいにまで成長してくれることと思います(露地の場合、発芽しても気温が上がるまで成長がストップします)。

ちなみに、昨年もナス科野菜を少しでも早く育苗したいと下写真の簡易温室を作りましたが、温度が上がらず、ほとんど効果がありませんでした・・・。