長年、耕作放棄状態だった田圃及び隣接する山(下写真で朱色線内)については、昨シーズンまでに荒地を開拓するようなハードな作業は完了し、今シーズンからは保全的な作業に移行します。
保全的な作業の具体的な内容は次のとおりです。
- 年2〜3回の草刈り(超高刈り)
- 薪用に樹木を伐採
- 竹の伐採(タケノコの段階で全て収穫)
今年もタケノコ(孟宗竹)があがってくる時期になったので山に入って収穫します。
タケノコの段階で全て収穫するとともに枯れ竹を伐採することで竹を減らす考えです。
ただ、枯れ竹については、この1年で枯れたものはないようで1本も見当たりません。
せっかくチェンソーを準備してきたので隣地との境界(下写真で朱色線で囲う土手)部分の枯れ竹を切って片付けておきます。
孟宗竹でも枯れ竹のため比較的軽くて作業も容易です(青竹の伐採は大変で危険です)。
ちょっとした作業ですが、風が通るようになり周囲の雰囲気が一変するように感じます。
田圃を挟んで反対側の斜面には昨年までにスギやカシを植樹しましたが、枯れることなく順調に成長しています。
こちら側の斜面には田圃への侵入路の跡(下写真で朱色線)があり、そこに生えている雑木を昨シーズンから薪用に伐採しています。
上写真はこの冬の伐採時に撮影したものですが、写真中央上に何やら白いものが木に括り付けられています。
たまたま作業しているときに猟友会の方がみえ、これは近くにイノシシを捕獲するための罠(足くくり罠)が仕掛けてあることを標示するものだと教えてもらいました。
どうも、この進入路跡をイノシシが獣道として使っているらしく、道中に罠を仕掛けてあるとのこと。
罠(足くくり罠)がかけてあるところも見せてもらいましたが、もちろん目につくようなものではなく、教えてもらわなければ私が罠にかかるところでした(実際には人間の大きな足はかからないとのこと)。
ところで、その猟友会の方は「この地区でイノシシだけでなく、シカも仕留めた」と言ってみえました。
山と言っても浅い里山ですし、よもやシカが出没するようになるとは本当に驚きです。
3年ほど前からイノシシが出没、そしてシカ、我が地区は急速に野生動物の来園になりつつあるようです・・・。
閑話休題。
伐採については、比較的細い木で特別に書くようなことはありませんが、伐倒した1本が隣接する木に掛かって宙吊りになったためローププーラーで根本を引いて外すことにしました。
伐採した木の大半はアカメガシワです。
薪としては火持ちが悪く良くありませんが、その分、薪割りは楽ちんです。