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庭の整備(74)外灯設置⑥点灯!

前回、プラボックスや照明器具などを設置しました。

プラボックス
照明器具及びアウトレットボックス

早速、照明器具を点灯させたいところですが、実はまだ電気ケーブルが主屋にある分電盤につながっていません。
昨秋にケーブルを敷設した際はとりあえず屋外から屋内へ引き込んだところまでだったのです(下写真:屋根の面戸板から引き込み)。

この屋内側には近くに既存の配線がありますので、それと接続できれば楽ちんです。
外灯などの屋外配線は基本的に専用回路にする必要がありますが、「延長が短い場合に限って既存の屋内配線に接続できる」規定があったように記憶しています。
その延長を調べたところ「8m以下」とあります。
井戸ポンプまでの延長だと微妙なところですが、外灯を含めると完全にOUTなため専用回路にすることにします(手間はかかりますが、迷う必要がないため逆にスッキリします)。

分電盤から専用線を配線することにし、屋根裏から分電盤設置箇所に向けて電気ケーブル(VVF1.6×2C)を下ろします。

ここはトイレのうえになりますが、以前に換気扇(パイプファン)を設置したときに簡易的な床を張ってあるため作業しやすく、整備しておいて良かったと感じます(^_^)
いずれはゴチャゴチャしている配線を整理するつもりですので、今回のケーブルも長さに余裕を持たせてあります。

分電盤に下りてきたケーブルが下写真で朱色矢印になります。


分電盤のスペースから新たなブレーカ(分岐用)を追加できますが、既設のもので使っていないものが2個あるため、そのうちの1個を使うことにします。
ブレーカへの結線は万が一のことを考えて最後にすることにし、屋根裏の配線を進めていきます。

屋外からケーブルを引き込んであるのは下写真で朱色丸印付近になります。

ここは下屋部分になり、なんとか身体を入れられるぐらいのスペースしかありません。
それでもなんとか差込形コネクタを使ってケーブルどうしを接続できました。

ケーブルの接続箇所は容易に点検・管理できるようにしておかなければなりませんので、いずれこの下の部屋を修繕する際(昭和50年代のリフォームにより化粧合板の張りぼてなっているため昔の状態に戻す予定)、天井に点検口設けたいと思っています。

とりあえずは外灯までケーブルがつながりました。
ケーブルを分電盤のブレーカに結線する前に念のため漏電していないか確認しておくことにします。
確認方法については、電力会社からの引き込み線(3線)のうち1線は接地されていますので、それと今回敷設したケーブルとの間で絶縁抵抗値を測定して一定(0.1MΩ)以上であればOKと判断できます。

それではアンペアブレーカを入れて絶縁抵抗計で測定(要資格作業。感電等の恐れあり)。

∞のためOKです。
実は、縁石や積み石の施工に伴い水糸を張った際、ケーブルの近くに鉄棒を打ち込んだことがあり、大丈夫とは思っていたものの、こうして確認したことで安心できました。

漏電がないことを確認できたので、ケーブルをブレーカに結線したうえ全てのブレーカをON!

屋外に移動し、プラボックス内のタイムスイッチもON。
自動点滅器については太陽に反応してOFFになっているはずです。
そこで、黒いビニール袋(下写真で朱色矢印。自動点滅器の付属品)を被せて強制的にONにします。

ビニール袋を被せてしばらくすると照明器具の電球が点灯!

ビニール袋を外せば消灯もします。
タイムスイッチについても適当な時刻に設定すると、そのとおりに動作して問題ありません。

とりあえず電気工事は完了しましたので、照明器具のグローブを被せて日没を待ちます。

そして夕方、周囲が薄暗くなると自動点灯しました!

近くに街灯(防犯灯)があるのですが、それよりも5分ほど早く点灯しました。
自動点滅器が新しいので感度が良いのかもしれません。
電球は付属品の60W形(クリプトン電球)から40W形(LED電球。440lm)のものに取り替えてありますが、想像以上に明るいです。
もう少し暗くても十分な感じで、将来もう1箇所設置するのであれば20〜30W形を2箇所にするのが良さそうです。
上写真で門柱の前に置いてあるハボタンの出来が今年はイマイチなのですが、照明のおかげで映えるように感じます(^_^)


庭の整備(73)外灯設置⑤門柱灯

設置しようとしている外灯について、前回、自動点滅させるべく、必要となる器具をプラボックス内に配線しました。

このプラボックスは下図で「P」とある箇所に設置します。

ここには将来的に井戸ポンプを設置する場所です(プラボックス内にはポンプの電源をとるためのコンセントも設けてあります)。
将来、井戸ポンプを設置すればポンプを格納する小屋が必要になるため、その壁面にでもプラボックスを取り付けたいと考えていますが、ポンプを設置するまでの間は何らかの形で仮設しておく必要があります。
遅くても2、3年以内にはポンプを設置するはずですので、簡易的に木杭を打ち、それに取り付けることにしましょう。
木杭に取り付けやすいようプラボックス側に板(合板の端材)を貼っておきます。

木杭については、ホームセンター等で市販のものは45mm角ですが、今回の場合、もっと細いもので十分です。
そこで、40mm角の角材を買ってきましたので(50円ほど節約^_^)、自分で杭先を加工します。

杭先を上写真のように斜めに切るわけですが、これをテーブルソーやスライド丸ノコを使って行うと切断片が飛ぶことがあって危険です。
手ノコで切れば良いだけですが、レシプロソーにゼットソーの替え刃(縦挽き)をつけて切ってみてはどうかと思いついて試したところ中々良い感じでした(今回は2本だけなので手ノコのほうが手っ取り早いのですが)。

そして、設置予定箇所に掛け矢で打ち込みます。

上写真で左側の杭について、掛け矢で打った際に頭の角が欠けてしまいました。
そこで、右側の杭は面取りしておいたところ欠けることがありませんでした。
ちょっとしたことですが違うものですね(市販のものを確認したところ、ちゃんと面取りしてありました)。

木杭にプラボックスを取り付け、立ち上げてある2本のCD管(主屋から:CD16、外灯へ:CD22)と接続します。

そして、ケーブル(VVF1.6×2C及びVVF1.6×3C)も接続(リングスリーブ+エフコ2号テープ使用)。

ところで、外灯へ向かうケーブルは3芯のもので、そのうちの1芯(上写真で朱色のコード。下図で緑色線)は接地用にしています。

接地線が朱色と言うのは違和感がありますし(一般的に緑色)、将来勘違いしないように緑色のビニールテープを巻いて標示しておくことにします(アース棒を打ち込んでの接地は井戸ポンプ設置時に行う予定)。

とりあえず、これで井戸ポンプ側は完了しましたので、次に外灯側を施工します。
外灯側の現状は下写真(縁石施工前に撮影)のとおりCD管を立ち上げた状態になっています。

照明器具は上写真で左側にある門柱(米搗き臼の支柱を再利用)に取り付ける予定で、それに直接結線しても良いのですが、将来の管理や拡張性を考慮してCD管を立ち上げたところにアウトレットボックスを設けておくことにします。

予定は未定ですが、このアウトレットボックスから分岐配線してアプローチのコーナー部(下写真でタヌキの置物が置いてあるところ)にも外灯を設置してはどうか?と空想が膨らんでいます(^_^;

アウトレットボックスは郵便受けの支柱(SUS巻パイプφ25mm)に取り付けることにし、板(肥松の端材)を噛ませてサドルバンド(SUS)を仮付けしておきます。

アウトレットボックスの底面には水抜き用の孔と、照明器具への配線の貫通孔(VVF1.6×3Cの外径寸法)もあけておきます(ドリルを使用)。

そして、CD管を接続するとともに支柱に取り付け。

肝心の照明器具については、下写真の門柱灯を購入しました。

コイズミ照明 AUE664011

この照明器具は一般的なソケット(E17)が使われており、一般的な電球を使える点が選定の決め手になりました。
標準では60W形のミニクリプトン電球が付属していますが、消費電力の小さいLED電球(40W形、440lm、ミニクリプトン球形)に取り替えて使おうと思っています。
ちなみに、そのLED電球(アイリスオーヤマ LDA4L-G-E17-FC)の消費電力は4Wとありますので、1日3時間点灯させるとして1年間の電気代を算出すると次のとおり131円になります。

4W×3h×365日/年÷1,000×30円/kWh=131円/年

LED電球の消費電力が小さく、ランニングコストはほとんど無視できるほどです。
一方、配線などにかかるイニシャルが大きいため昨今は配線不要のソーラー式ライトが流行るわけです。

それはさておき、照明器具には下写真の金属製プレートが付属しており、これを門柱にビス留めして取り付けられるようになっています。

門柱が石であってもビス留めできるものの(プラグ、アンカー、コンクリートビス等を使用)、いずれの方法でも照明器具の撤去後に痕が残ることから避けたいと感じています。
そこで、直接門柱に取り付けるのではなく、先のアウトレットボックスのように支柱(SUS巻パイプ)に取り付けることにします。

支柱に取り付けられるように間柱材(厚さ30cm弱)を使って部材を作ります。
片側をプレートの形に合わせて半円形に切断(ジグソーを使用)。

ジグソーの切断はラフです。
これまでだと木工ヤスリを使って形を整えるところですが、今回は昨春に入手したベルトサンダーを使ってみます(ベルトサンダーを固定)。

なかなか便利です。

裏面にはケーブルを配線できるように溝を切っておきます(テーブルソーに固定したトリマーを使用)。

気休めかもしれませんが、保護用の塗料(以前、表札を作ったときに使用したもの)も塗布しておきます。

ケーブルを照明器具に結線したうえ、先に加工した部材に取り付けます(下写真で朱色のコードをネジ留めしてあるのがアース端子)。

そして、支柱に対してサドルバンドで取り付け。

アウトレットボックス内でケーブルどうしを接続します(リングスリーブ+エフコ2号テープ使用)。

とりあえずは照明器具を取り付けられました。