月別アーカイブ: 2020年10月

木製サインプレートの自作

今夏も酷暑で、一時期はとても屋外で作業できるような状態ではありませんでした。
一方、暑いほどに気持ち良く感じるのが水仕事。
と言うことで、この夏の間に自宅の全ての網戸を水洗いしました。

上写真に写っている散水栓(井戸水を水源)は2年前に長靴やスコップなどの道具を洗いやすいように設置したものですが、網戸などの大ものを水洗いするのにも重宝しています。

網戸がサッパリしたついで障子(窓や引戸本体のこと)も掃除。
そのとき、なんとかならないものかと感じたのが玄関の引き戸です。

玄関の引き戸は上写真のとおり4枚の引き分け戸になっています。
もちろん中央の2枚を開閉させるのですが、どちらか一方の障子(戸)を閉める際、勢い余ってもう一方の障子を押して少し開いてしまうのです(引き分け戸の欠点です)。
このため、網戸にしている夏以外は片一方の障子が動かないように施錠してあります。
こうしていても、我が家の者はどちらの障子が開くか知っているので問題ないものの、困るのは来客者で1/2の確率で戸が開かず、まさに「戸」惑ってしまいます。

来客者が戸惑わないように開くほうの障子にサインプレートをつければ良さそうです。
サインプレートは様々なものが市販されていますが、さすがに今回のような開くほうの障子を示すようなものはないかと思います。
そこで、端材を使って木製のサインプレートを自作することにします。
サインプレートの障子への取り付けは障子の縦桟が使えそうです(いつも掃除に苦労している縦桟が役に立つとは!)。

端材に縦桟の幅と間隔で溝を切ります。

下写真が端材の表側で、ここに文字入れをします。

これだと少し存在感が大きくなりそうに感じるため、トリマーを使って大きく面取りしてソフトな印象に。

ここで一旦、障子に取り付けて問題ないか確認します。

問題、大ありです!
障子を開ける際、プレートが引っかかります・・・。

引っかからなくなるまで表側を削り落とします(先に施した面取りも小さくなりました)。

文字入れはレーザー彫刻機(いろいろと活躍しています!)で行うことにして、図柄はシンプルに下図のものを考えました。

レイアウトの関係で「Welcome!」と入れてみましたが、我が市はブラジル人の方が多いのでポルトガル語「Seja bem vindo!」にしたほうが面白かったかも(^_^)

レーザー彫刻機で彫刻。

ところが、レーザー彫刻機が途中で暴走し、上写真のとおり最後のほうが彫刻できていません・・・。
この機械の定格運転時間は短い(30min)ので、途中で休止(休憩)を入れてやらないといけないような感じです。
この辺りがDIYモデルの限界ですね。

仕方なく、彫刻できなかったところを彫刻刀で手彫りします。

レーザー彫刻機で彫刻すると黒く焼けた色が付くため墨入れする必要がなかったのですが、手彫り部を含めて墨入れもしなければならなくなりました。

墨入れすることにし、その前処理として、との粉で目止めしておきます。

墨汁を使って墨入れ。

上写真のとおり適当に墨入れしても、はみ出したところは表面をサンディングすれば消えるはず。

消えるはずですが、目止めの状況や木材によっては下写真のとおり残るため注意が必要です・・・。


百均のニスを塗って仕上げます(2回塗り)。

障子に取り付けます。

アルミ製の障子に対して木製のサインプレートはどうかなとも思ったのですが、それほど違和感はありません(木製建具ならもっと馴染むはず)。

今回作ったサインプレートは縦桟のあるところであればどこでも取り付けられますが、目線と、障子の引手の中間ぐらいになるように取り付けました。

果たしてサインプレートの効果のほどは??

庭の整備(68)酷暑でタマリュウが・・・

前回、畑の通路などに播き芝をおこないました。

こうして芝生にするのは見た目を良くするとともに、芝生でグランドカバーすることにより除草の負担を軽減するためです。
グランドカバーには芝生(日向かつ人が通行する箇所)だけでなく、場所によってシバザクラ(日向)やタマリュウ(日陰)も用いています(下図で緑色が芝生、ピンク色がシバザクラ、青色がタマリュウ)。

シバザクラ(上図でピンク色)も挿し芽により増やし、少しずつ植栽しています。
今春に挿し芽したものが無事活着して下写真の状態にまで成長していますので、今回、植え付けることにします。

植え付ける場所は主屋への進入路沿いです。
2年前の春から少しずつ植え付けてきていて、今回が最も公道側の最後の区間(下写真で朱色線)になります。

上写真は今春に撮影したもので、今回植え付ける区間(上図で朱色線)は緑で覆われていますが、これは笹が密生しているのです。
特にここの密生度は高く、これは公道近くで人目につくため他の場所より除草剤を多く散布した結果だと思います。
笹の根を掘り起こして除去しようにも、ここまで密生すると難しいです(隣接する槙垣の根も混在しています)。

そこで、止む無く除草剤を使うことにし、今夏(酷暑が予想される日の朝)に笹の葉っぱ一枚一枚に除草剤を塗布して枯しておきました。
そして、現状が下写真です。

除草剤の威力は恐ろしいほどです。
槙垣の根の近くなど除草剤を塗布できなかったものが辛うじて生き残っているほかは完全に枯れています。

地球の未来を予感させるものがあるような・・・。

笹とは対照的に、今春に植え付けたシバザクラは青々としています。

春からあまり大きくなっていないように見えますが、苗と比べると随分大きく成長していることがわかります。

いつものように植え付けます(@30cm)。

これで進入路沿いのグランドカバーが完了したことになります。
2年前、試しに植え付けたときは土地が痩せているうえ笹が蔓延っているため無理かもしれないと感じたのですが、全くの杞憂で、それほどシバザクラは剛健です。

垣根はこの先も続いていますが、東や北に面するため今回シバザクラを植え付けたところのように日当たりが良くありません。
そこで、日陰に強いタマリュウ(下図で青色)でグランドカバーすることにし、今春に200株近く植え付けました。

植え付け直後

植え付けた時期(梅雨の合間)も良く、近所の方とも「まず間違いなく活着する」と話していました。
しかし、8月に入ると酷暑のうえ雨も降らず・・・。
垣根の北側に位置するものは問題なかったものの、東側で朝日に当たるところ(上写真の場所)で枯れるものが現れてきました。

下写真は現状で、朱色丸印のところに植え付けたものが枯れて無くなっています。

ポット苗もたくさん作ってありますので、これを使って補植しておくことにします。

10株程度枯れていたように思ったのですが、大半はその後復活したようで、実際に補植したのは2株だけで済みました。

下写真は別の場所(アプローチの隅切り部)のタマリュウですが、こちらも今夏の酷暑の影響を受けました。

酷暑の影響で葉の一部が茶色く枯れています。

秋になって復活してきましたが、一時は株全体が茶色くなっていました。
例年このようになることはありませんので、それだけ今年の酷暑は厳しかったわけです。