先日のブログ記事で、除草剤に頼らない笹の駆除方法として笹から芝への移行を試みることにしました。
ところで、今でこそ、いろいろと試行する余裕が出てきたものの、6年前に除草剤を使うのを止めたとき笹を含め厄介な雑草が広い敷地にはびこりだして途方に暮れました。
逆に言えば、除草剤はそれだけ強力で、一度使うと止めるのは非常に難しいと痛感しています(農薬メーカーにとってはそのほうが都合良いのでしょうが・・・)。
除草剤を止めたものの、広い敷地に一斉に生えてくる雑草を一人で草取りしても追いつくはずがなく、自ずと「草は草でもって制する」の方向で試行錯誤しているわけです。
下写真は半月ほど前のアプローチの様子ですが、ここも除草剤を止めた途端、厄介な雑草が生えてきました。
下写真でアプローチの左側はドクダミ、右側は笹、中央の砂利敷きのところはスズメノカタビラと言った具合です。
さすがにアプローチが草ぼうぼうと言うわけにはいかず、上写真で左側(ドクダミが生えていたところ)は2年半前の秋にタマリュウを植栽しました。
既にタマリュウが優勢になり、ほとんど草取りをしなくて良い状態になっています。
一方、右側(笹が繁茂)については、2年前の春に試験的に少しシバザクラを植えてみたのですが、今春には下写真のとおり大きくなっています。
笹の根が残っているためシバザクラの間から笹の葉が出てくるのですが、たまに切るようにすると徐々に出なくなってきます。
笹とシバザクラだと笹が勝つように感じますが、環境が合って少し手入れするようにすれば(草取りよりも楽です)、シバザクラでも十分に笹から移行できるように感じています。
そうしたわけで、シバザクラを拡張すべく、その準備(育苗)として昨年の春と秋に挿し芽を行ないました(昨春に挿し芽したものを秋に植え付けたのが上写真で奥の小さい株です)。
今回、その苗(下写真は一部)を植え付けます。
とりあえず苗を植え付けるところだけ笹の根を掘り起こしたうえ、30cm間隔で植え付けます。
苗を購入する必要がなかったこともあり、今春はたくさん(20ポット程度)植え付けることができました(下写真で朱色線)。
残るは全延長の2割程度になりました。
できれば今秋に植栽したいと思っていますので、この春の新芽を使って挿し芽を行なっておきます。
シバザクラの増殖は株分けよりも挿し芽が容易です。
新芽を培養土に挿しておけば、ほぼ100%活着します。
秋挿しのほうがさらに容易で、水やり等の管理も一切不要ですので、初めてなら秋挿しから始めるのがオススメです。