前回、マキタの充電式クリーナ用にスタンドを自作することにし、前板と側板を組むところまでできました。
続いて、天板を加工します。
天板は、前板を木取りした残材を利用し、その前方にクリーナを固定するための半円形の切り込みを設けます。
クリーナのパイプ接続部の直径を測定すると4cm弱あるため、電気ドリルに自由錐を装着して40mmの穴をあけます。
切り込みにクリーナのパイプ接続部をあてがってみると、ちょうど良い大きさです。
天板を前後に移動させ、クリーナを固定するのに最適な位置を探ります。
しかし、このときクリーナの傾斜具合によっては脚(クリーナのヘッド)が滑ってしまうことが判明。
滑らないようにするためにはストッパー的なものが必要です。
そこで急遽、底板を設けることにし、底板の前方にストッパー(角材30mm×12mm)を取り付けます。
一方の天板は前方の角を斜切りしたうえトリマー(ギンナン面ビット)を使って面取り加工。
天板を取り付けて組み立て完了。
スタンドも、先に作製した棚と同じようにオイルステイン(「バトン」色:オーク)で塗装して仕上げます。
板材の樹種は松で油分を多く含みますが、塗料がオイルステイン(油性)と言うこともあって比較的相性が良いように感じました。
棚の下に据え付けて完成です(床や壁に固定しなくてもスタンドの自重で安定しています)。
棚もそうですが、物を使ったあとに収納すべき定位置があると言うのは案外良いものです(とは言え、棚やスタンドを作るより「不用なものを買わない・持ち込まない」ことのほうが大切なのでしょうが・・・)。
今回のスタンドは、クリーナの現物に合わせながら作ったため事前に図面を準備しませんでしたが、参考になるかもしれないと思い、後になってちゃんとしたものを作りました。
マキタの充電式クリーナであれば、このサイズで大丈夫かと思います。