日別アーカイブ: 2018-07-05

自然農:トマトとホオズキ<ナス科>

先日のブログ記事で、数年前に種芋を植え付けたジャガイモ(ナス科)が繁茂し出したことから、畑の状態がナス科に適したものに移行しつつあるのではないかと考えていることを書きました。

ナス科の野菜はもちろんジャガイモだけではなく、夏野菜のナスやピーマン、トマトもナス科です。
これらの苗も畑に植えてあり、やはりナス科だけあって生育が良好です。
下写真はミニトマトですが、既にブッシュ化して結実し始めている状況です。

上写真のミニトマトは苗を立てて移植したものですが、実は昨秋、野草化することを期待して熟した果実を畝に投げ捨てておきました。
それらが6月中旬になって発芽してきました。

ミニトマトを含めて夏野菜の苗は5月連休頃には大きく成長したものが市販されているため、それが普通のことだと思ってしまいますが、自然状態においてはそれより2ヶ月近く遅く生育するようです。

下写真は自生のミニトマトと地這いキュウリです。
キュウリ(自生)もまだ小さい状態です。

収穫時期は遅くなるものの、ミニトマトも野草化できることになります。

ミニトマトは自生するぐらいですので、脇芽を挿して増やすことも容易なはずです。
空いている育苗ポットに挿して増やしてみることにします。

さらにナス科の植物は野菜だけではありません。
意外に感じますが、観賞用のホオズキもナス科です。
ホオズキはお盆の時期に仏壇やお墓に供えるのに重宝します。
このため畑で栽培してはどうかと考え(自家消費用)、昨年に自生していたものを取っておきました。

袋部分(萼)は枯れて網状になっており、その中に赤い果実が残っています。

その果実から採種します。

種を見ると、まさしくナス科です。

採種した種を育苗ポットに播きます(実際には4月上旬:夏野菜の播種と同時期に実施)。

その後、発芽して6月下旬には下写真の状態にまで成長。

まだ小さいですが、育苗ポットのサイズも小さいため畑に移植することにします。

剪定屑のマルチによりどこに植え付けたのかわからない状態になっていますが、ナス科なので元気に成長してくれることでしょう。
ホオズキは多年草で、今回植え付けた苗が開花するのはひと冬を越して来年の夏になります。