月別アーカイブ: 2017年8月

古民家の自然換気(15)シーリングファン設置

天井の張り替えに伴い、これまでに照明器具天井用板戸を設置しました。

天井に関わるものとして、以前から設置したいと思っているシーリングファンのことが頭に浮かびます。
と言うのも、昨冬に薪ストーブを導入し、室内は十分に暖かくなったのですが、天井付近に熱いほどの暖気が溜まってしまうので、これをシーリングファンで撹拌したいのです。

ところで、こうした場合にはシーリングファンで下向きの風を発生させ、天井付近の暖気を下ろすのだと思っていましたが、実はその逆で、上向きの風(上昇気流に対して追い風)により壁伝いに床付近まで下ろすのが正しいそうです。
我が家(薪ストーブがある部屋)で、そのように動作させた場合、下図のとおり空気が循環するのだと思います。

一方の夏は、冬とは逆に下向きの風を発生させるそうです。
こうするとエアコン(冷房)により床付近に溜まった冷気を上げることができるのだと思います。
また、扇風機のようにもなって涼風を得られるのかもしれません。

ところで、我が家は夏場、室内にこもる熱気の自然換気(+採光)を図るため、天井の一部に開口部(下図右側)を設けています。

現状でも、この開口部からかなりの勢いで自然換気されているのですが、シーリングファンを動作させれば、さらに換気能力がアップするのではないかと思います。
シーリングファンは薪ストーブを焚くようになる冬前に設置するつもりでしたが、この効果が得られるかどうか確認するため前倒して夏の今、設置することにします。

と言うことで、シーリングファンの機種選定。
ネットで調べてみると様々な機種があるのですが、やはり洋風のものが多いです。
古民家に合いそうなものがなかなか見つからず、黒色で目立たないものが良いだろうと選んだのが下画像の機種です。

DAIKO(大光電機)の製品で、上画像ではオープン価格になっていますが、実売価格は1万円強とお手頃です。
色の黒も薪ストーブ本体と同じマットブラックで統一がとれそうです。
また、高速回転時でも電力を20W程度しか消費しないのも良いですね。

ネットで注文しましたので、商品が届くまでに設置場所などを検討します。
部屋の中央付近に設置すると良いのですが、そこにはペンダントライト(下写真左側)がかかっているため、薪ストーブ側にずらした位置(下写真丸印)とします。

大和天井の梁なら頑丈に取り付けられますが、問題は電線(VVFケーブル)です。
梁に貫通孔をあけて天井裏側からVVFケーブルを通せば綺麗に収まりますが、孔をあけるのには抵抗が・・・。
そこで台座のようなものを自作して、そこにVVFケーブルを通すことにします。

この台座にはシーリングファンのフランジ部を取り付けることになりますが、その大きさは下図のとおりφ130mmです。
よって台座は一回り大きいφ150mmとします。


(大光電機(株)HPより)

材料には幅150mm、厚45mmの杉板(端材)を使います。

なんとなく45mmではゴツい感じになりそうに感じ、40mm程度に薄くしています。

円(φ150mm)の罫書き線より若干大きくジグソーでカット。

これをトリマー(円定規併用)で正円にします(上写真の釘が中心点)。

ジグソーで大まかに切ってあるから大丈夫だろうと一気に加工したところ、焼けが入ってしまいました・・・。

トリマーを使ったついでに、ビットをヒョウタンビットに取り替え、飾り面取りを施します。

裏面にはVVFケーブルを通すための溝を掘ります。

古色塗り(柿渋+顔料)して台座の完成。

この台座には下写真のとおりシーリングファンの取り付け金具を設置します。

配線しつつ、台座を梁に取り付けます(下写真で点線が台座内の配線ルートです)。

電気ケーブルは以前換気扇用に使っていた壁スイッチ式のものをそのまま流用しています。

シーリングファン本体を取り付けて完成!

スイッチオン。

スムーズに動作します。
直ぐに効果の程がわかるようなものではありませんが、なんとなく良い感じです。

薪ストーブとシーリングファンです。

天井がゴチャゴチャしてしまったような・・・。

<続きます>

古民家の自然換気(14)天井用板戸の設置

前回、天井の開口部(厨子二階への出入り口)に設置する板戸を作りました。

今回はこれを設置します。
下図(断面図)のとおり大和天井の梁にレールを取り付け、このレール上に板戸(戸車付き)を乗せることで開閉できるようにします。

レールと言っても単なる角材(30mm×16mm)で、梁と同系色になるように古色塗りする考えです。

レールは板戸を開閉させられるだけの延長(板戸の長さ〔1.2m〕の2倍程度)があれば良いのですが、一方で板戸を設置・撤去するためレールの無い区間(板戸の長さ〔1.2m〕以上)も必要となります。

そこで、上図のとおりレールの延長を2.2mとし、レールの無い区間(1.26m>板戸の長さ〔1.2m〕)から板戸を設置・撤去できるようにします。

まずは、レール用の角材(30mm×16mm×2.2m)を杉の間柱材(板戸を作った余り)から木取りします。

このレールが波打っていては板戸の開閉がスムーズにいきませんので、正確に水平に取り付ける必要があります。
このためビスを打つ位置にドリル(スタンド併用)を使って下穴をあけておきます(レールを取り付ける梁のほうにも水糸を張って所定の位置に下穴をあけます)。

続いて、顔料を柿渋で溶いて古色塗りします。

上写真は黒色の顔料として自家製松煙!?を使ったものですが、色付き具合が良くなく(下写真)、結局は市販のものを追加することに・・・。

レールを取り付けます。

板戸をレール上に乗せて完成(開口部を閉じた状態)。

板戸をスライドさせて開口部を開けた状態が下写真です。

<続きます>