前回、土壁の補修(中塗り部分)を行うとともに、煤などで汚れていた梁をクリーニングしました。
ところで、天井の張り替えに伴い既存の照明器具を取り外しました。
そして現在は、違う部屋のペンダントライトをとりあえず取り付けてある状態です。
シンプルなペンダントライト(天井から吊り下げるタイプの照明器具)ですが、古民家の太い梁に対して貧弱な感じで釣り合いが取れていないような・・・。
天井を張り替える前、ここには下写真のとおりシーリングライト(天井に直付けするタイプの照明器具)が設置されていました。
このシーリングライトを再設置すれば良いのですが、天井の張り替えにより天井高が高くなったことから、そのままではシーリングライトより下に位置する梁が影を作ってしまうのです。
ペンダントライトに買い替える手もありますが、このシーリングライトはまだまだ使えるため(それでも15年以上)勿体無いです。
そこで、このシーリングライトを古民家風のペンダントライトに改造することにします。
円筒形のプラスティックカバーの代わりに、障子の桟のようなもので直方体の箱を作り、それに障子を貼ってカバーにすれば古民家にも合いそうです。
とは言え、以前に障子もどきのもの(天井トップライト)を作った経験から結構な手間がかかりそうです。
そこで、カバーは追い追い作ることにして、ペンダント化を先行して行うことにします。
ペンダント化した照明器具は大和天井の梁から吊り下げます。
既存のシーリングライトは天板が薄いプレートでできており、このプレートを直接吊るのは強度的に無理そうです。
このため、プレートを板材(下図で茶色着色、杉20mm厚)で補強し、この板を吊り上げることにします。
板材の寸法は、将来、古民家風のカバーを作った際に取り付けやすように少し大きくしてあります。
また、既存のシーリングライトはVVFケーブルを直結するようになっているため、引掛シーリングで接続することができるように改造することにします(もちろんメーカーの保証対象外になります)。
必要になる電材をホームセンターで購入。
- 引掛シーリング(ボディ)
- 丸打ちコード(0.75)
- 圧着端子(R1.25、TC1.25)
電工ペンチや木綿糸を使って組み上げます(漏電や感電の恐れがありますので安易な施工は禁物です)。
板材に照明器具を取り付け、先ほど作成した電源コードを繋げます。
カバーはまだ作っていませんので、とりあえずは元々のプラスティックカバーを取り付けておくことにします。
ヒートンとチェーンを使って天井の梁から吊り下げて、とりあえず完成です。
照明器具の位置(高さ)は丸太梁(上写真で照明器具の右側)と同程度になるようにしています。