月別アーカイブ: 2017年5月

井戸の再生(18)竹の立水栓

昨年、井戸ポンプを設置した際に塩ビ管を利用して立水栓を自作しました。

塩ビ管むき出しで情緒のかけらもありませんが、いつかレンガを積んで化粧すれば良いと考えていました。
(それを見越して蛇口を取り付けている位置を柱の外面から離しています。)
その後、レンガを積まなくても、竹筒でカバーすれば簡単だし塩ビ管の紫外線劣化対策にもなるのではないかと思いつきました。

材料に使う竹(真竹)は年末に門松を作る際に伐って、そのまま山に置いてあります。

立水栓の柱として使っている塩ビ管(VPφ65)の外径はφ76mmですので、内径がそれ以上の竹が必要となります。
真竹は肉厚が小さいと言っても、これだけ太いものだと10mm程度はありますので、外径では100mm以上(>76mm+10mm×2)のものとなります。
外径100mmは真竹だと最も太い部類になります(孟宗竹だと外径150mmでも珍しくはありません)。
今回は外径108mm、内径88mmのものを使うことにします。

鉈で半分に割り、玄能で節を取り除きます。

立水栓の柱をカバーするように取り付け、棕櫚縄を巻いて固定します。

二つに割った切れ目が上写真手間側にきていますが、意外に目立ちません。

蛇口より上部については、二つに割るのではなく上から被せるようにしますが、蛇口の取り付け管(VPφ20、外径φ26mm)をかわす必要があります。
そこで、電動ドリルに取り付けたホールソー(φ25mm)で穴を開けて加工します。

加工したものを取り付けます。

うまい具合に納まりました。

全体像です。

流し側から見るとこのような感じです。

竹筒はいずれ劣化し取り替えが必要となりますが、それまでの間、中の塩ビ管を紫外線から守ってくれることでしょう。

ところで紫外線と言えば、ガス給湯器の配管部分のビニールテープが紫外線の影響でボロボロになっています。

上写真はそのビニールテープを剥がした状態です。
よく見ると断熱材にも亀裂が入っているところがありますので、断熱材が劣化しないように亡き父がビニールテープを巻いて養生したようです。
ビニールテープで養生してあったため断熱材自体はそれほど痛んでいませんので、同じようにビニールテープを巻いておけば良さそうです。
そこでホームセンターの配管資材コーナーでビニールテープを探していると、「ビニールキャンバス」なるものを発見。店員さんに尋ねると、これでも断熱材を保護できるとのこと。
色はブラックとグレーの2種類。ブラックが100円なのに対して、なぜかグレーは200円です。

このビニールキャンバスには糊がついていませんので、始・終点を両面テープなどで貼り付けることになります。
しかし糊がついていない分、作業が容易です。
雨水が浸透しないように下方から螺旋状に巻きつけていきます。

完成。

100円をケチって色をブラックにしたので、少し目立つような(^_^;

<続きます>

庭木の剪定(11)ツツジ

4月上旬には秋に剪定した姿のままだった庭ですが、若葉が芽吹き、すっかり景色が変わりました。

【4/14】秋に剪定した姿のまま

【5/9】若葉の芽吹き

上写真にも写っていますが、先の連休頃にはツツジが満開になりました。

たくさんの花をつけ、まさに満開です(^_^)
ところで、ツツジは花が散って間もなく翌春の花芽ができるそうです。
つまり、花芽ができるまでに急いで剪定しないと翌春の花付きが悪くなってしまうと言うことです。
もちろん剪定しなければ翌春もたくさんの花をつけますが、木は大きくなる一方です・・・。

満開だったツツジは現在、下写真の状態になっています。

まだ花の蜜を吸いに来る昆虫もいるかもしれませんが、来春も花を楽しめるように剪定することにします(^_^;

刈り込み鋏を使って表面を軽く刈り込みます。
右側が完了。

左側も完了。

表面を軽く刈り込むだけですので時間はかかりません(小さい木だと5分程度、大きいものでも2、30分)。
それでも我が家には15本以上のツツジがありますので一仕事です・・・(さらにサツキも同程度あります)。

他のツツジも同様に刈り込み、残すは土蔵前のツツジです。
このツツジはほとんど花をつけなかったのですが、一昨年から急に花をつけるようになりました。

以前は上写真でツツジの後ろ側に土塀があったのですが、それを撤去したことで風通しが良くなり花をつけるようになったみたいです(土蔵の壁も塗り替えていますので、光の反射により一帯が明るくなったのもあるかも!?)。
ちょっとしたことですが、植物は影響を受けるものですね。

そんなツツジですが、残念なことに背が高くなり下枝が枯れ上がってしまっています。

ただ、最下部から新しく株立ちしてきていますので、この部分を使って上写真で点線のとおり仕立て直すと良さそうです。

そこで、思い切って数本の主幹(背の高い部分)を根元付近で切り取ります。

せっかく花をつけるようになったツツジが・・・。

最後に刈り込み鋏で形を整えて完了(左にあるのはツバキ)。

現在は土蔵と倉庫との間のスペースに無造作に植えてあるだけですが、お隣の方から「古瓦を使って花壇のようにすると良いかも」とアドバイスをいただきました。
なるほど!いつかやってみることにしましょう!

<続きます>