月別アーカイブ: 2017年4月

耕作放棄地の再生(14)お宝発見!

前回、斜面(田への進入路跡)に密生している篠竹を刈ったところ、投棄ゴミ(下写真の矢印)がいくつか出てきました。

そこで、これらのゴミを回収することにします。
まずは大物から。

タイヤにペール缶、そして米の貯蔵缶?でしょうか。

小さいものは可燃物と不燃物に分別して回収します。
ゴミを集めていると「宝」と書かれた干支?の置物を発見!

ゴミのなかに「宝」がありました(^_^)
綺麗に洗って年末まで我が家の神棚に安置させていただくことにしましょう。

世古道沿いに捨てられているゴミも集めたところ、なんやかやで軽トラ1車分です。
いつもは薪用の樹木を積んで帰っていましたが、今回はゴミの持ち帰りになります。

投棄ゴミと言えば、自宅裏の里山もそうですが、見えないだけで田舎の山間には大量のゴミが散乱している状態なのかもしれません。
もちろん田舎だけの問題ではなく、豊洲市場や森友学園用地問題の根本部分にゴミが関わっているように都会でこそ問題が大きく顕在化しつつあるように感じます。
「瑞穂の国」を記念するつもりが「ゴミの国」となり果て、若い世代の重荷になることがなければよいのですが・・・。

閑話休題。

時間的にもう少し作業ができそうですので、前回に続いて篠竹を刈っていきます。

刈り払い機が使いにくいところを手鎌で刈っていると何やら動くものが・・・。

マムシです!
今年初見参。
冬眠から覚め日向ぼっこをしていたらしく、まだ思うように身体が動かないようです(秋なら噛まれていたかもしれません)。
いずれにせよマムシが出る時期になってきましたので、今シーズンの作業はこの辺りにしておいたほうが良さそうです。

篠竹を刈ったことで、まだ邪魔をしている樹木はあるものの進入路跡を通って田へ降りことができるようになりました。

世古道沿いも写真手前側は篠竹を刈ったことでスッキリしました。
しかし、奥側はジャングル状態のまま・・・。
本来、世古道沿いは(夏場の)共同作業前に各隣接地権者が草刈りしておくというルールがありますので、来シーズンにはなんとかしたいものです。

その世古道から、これまでは見えなかった我が家の田を望めるようになりました。

もちろん田からは世古道(一部)が見えるようになりました。

<ビフォー>

<アフター>

昨年末からおこなっていた今シーズンの耕作放棄地の作業もこれで終了となります(田面の草刈りは年内に3回おこなう予定です)。
来シーズンは3シーズン目になりますが、今シーズンと同様に樹木・竹の伐採や下草刈りを継続するつもりです。

<続きます>

里山整備2017(9)ゴミ処理の方針

前回のブログ記事で里山に投棄されているゴミの状況について書きました。

ゴミの量が半端なく多く、とても個人の手に負えるものではないと感じ、市の担当部署に相談することにしました。

その結果、結論としては「個人敷地内の投棄ゴミ(家庭ゴミ)は地権者が処理せざる得ないが、条例の規定に基づき許可を得れば市の処理施設への搬入が可能」とのこと。

幸い軽トラを所有していますので、それで運搬できます。
それと、以前、主屋や倉庫の片付けで出たゴミを軽トラ100往復!して処理施設に運んだ経験(下写真)がありますので、ゴミの分類・搬入には慣れています。

ところで、そのときは約3年をかけて毎週末、軽トラで処理施設まで1往復して運んだのですが、一時は次々と出てくるゴミにキリがないのではないかと感じたものです。
しかし、軽トラ100車に達しようとする辺りで、それまでは軽トラ満載で運んでいたが急に減り、片付けが終了しました。

これまでに、古民家再生に取り組んでいる多くの方のブログを拝見しましたが、そのほとんどの方は最初の試練として膨大なゴミの処理に苦労されてみえるようです。
そして、処分したゴミの量は我が家と同様、軽トラ100車分にのぼったというブログ記事を散見します。
100年の古民家とすれば1年に軽トラ1車分のゴミが溜まっていった計算になりますが、実際には昭和30年代(高度成長期)以降に激増したモノが大半を占めている状況です。

現在では自治体によるゴミ回収がおこなわれていることから、こうして大量生産・大量消費されたモノのゆく末を知らずにすみます。
しかし、モノを溜め込むことの是非は別として、こうしてモノで溢れゴミ屋敷化してしまう状況に接すれば大量生産・大量消費の世の中の危うさを感じるものかもしれません。

閑話休題

里山に投棄されているゴミについて、市の処理施設に搬入すべく許可申請をおこなうとしても、今後どのように作業を進めていくか。
このゴミが投棄されている場所はヤブ蚊やマムシの巣窟になっているため、夏場は危険で作業できません。
このため冬季(の週末)のみ作業することになりますが、これまでの経験!?とゴミの量から少なくとも3年(シーズン)は要すると感じています。

そこで特に状態が悪い箇所を優先するとして、湧水が空き缶などに溜まり異臭を発しているところ(下写真)を今シーズンに片付けることにします。

今シーズンにできる時間は残り少なくなってきましたので、市の処理施設へは夏にでも運べばよいとして今はゴミの回収に注力します。
具体的には市指定のゴミ袋を持って谷へ降り、ゴミを拾って引き上げてくるだけです(上から捨てるのは楽チンですが、谷底から引き上げてくるのは大変です・・・)。

千里の道も一歩からと言うことで、朝活(早起きしての1時間)で3袋を回収(ブログ記事は遡って書いており、実際には3月頭から作業しています)。

長い道のりになりそうですが、果たしてゴミ袋何袋分、軽トラ何車分になることやら。

<続きます>