前回、竹の伐採が一区切りついたことから、既に廃道になっている世古道の現状(下写真)を確認しました。
こんな悠長なことをしていると今シーズンの作業が終わったかのようですが、まだ続きます・・・。
竹と樹木の伐採により、とりあえず上流側の隣地(下写真で手前側)には迷惑がかからない状態になったように思います(とは言え、まだ樹木の樹冠が隣地の上空にかかっているところがありますね・・・)。
隣地の方には何十年もの間、境界から我が家の耕作放棄地側に幅3m以上、草刈りをおこなっていただいていました。
本当にご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。
上流側(下図で左側)に続いては下流側です。
上図で「整備2」とある箇所の現状は下写真のとおりです。
説明するまでもありませんが、上写真で右側(上流側)が我が家の土地です。
土手に笹や灌木が生い茂り、そのうえ樹木の樹冠が隣地に大きくせり出しています。
現在は落葉していますが、夏になれば田面にまで影を落としているに違いありません。
7m程度の樹高がありそうですが、樹種は何でしょうか?
葉がないので見分けづらいですが、枝の様子を窺うと・・・。
この枝の付き方は、ウルシ科(ヤマウルシやハゼ等)のような。
しかし、ウルシ科であれば、この時期、枝先にブドウの房状の果実がぶら下がっていても良さそうなものですが、見当たりません。
というのもの、ヤマウルシやハゼは雌雄異株で、これは雄株のようです。
そして、ヤマウルシがこんなに太く大きくなることはないためハゼでしょう。
さらに細かくはハゼには「ハゼノキ」や「ヤマハゼ」がありますが、これは冬芽に芽鱗(下写真)があることから「ハゼノキ」のようです(素人判断ですので間違っているかもしれません)。
当地では、これらのウルシ科植物を(かぶれることから)「カブレ」と呼んでいます。
近所のおばあさんから「カブレは小さいうちに切っておけ」と聞いたことがありますが、ここまで大きくなってしまいました・・・。
こんなに大きいカブレの木を伐ったことはありませんが、意を決して!?切り屑を浴びながら伐倒することにします(私自身はこれまでにハゼでかぶれたことはありません)。
根元で伐っても、蔓が隣のカシなどに絡んで倒れてきません。
更に木屑を浴びて、ようやく伐倒完了。
根元付近で二股になっていたものの結構な太さがあります(鉈の刃渡りが18cm)。
この耕作放棄地は平成の初め頃までは町内の方に耕作していただいていましたので、それ以降に大きくなったのだと思います。
ハゼがここまで大きくなるのも驚きですが、成長の速さもスゴイものです。
伐倒したまま放っておくわけにはいきませんが、玉切りや枝のばらしなどの後始末は翌週末におこなうことにします。
ひょっとするとかぶれてしまっているかもしれませんので、念のため(^_^;
<続きます>