月別アーカイブ: 2017年1月

古民家風?温・湿度計の作製(3)完成

前回、温・湿度計のパーツを取り付けられるように木材を加工しました。

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今回は、「火の用心」の文字部分です。

朱墨で「火の用心」と筆書きすると良さそうですが、あいにく悪筆です・・・
そこで、手間がかかりそうですが文字を彫刻することにします。

設計図?を原寸大で出力し、文字(教科書体)をトレースします。

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木材に転写できました。

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さて、ここからが根気仕事です。
彫刻刀で文字を彫っていきます

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文字全体を彫り込むのではなく、輪郭線付近だけを彫って中心線を盛り上げる「カマボコ彫り」としています。
文字が小さいので彫るのに一苦労、もっと文字サイズを大きくすべきでした・・・

この文字はベンガラで朱色に着色します。
その前に滲み止めとして「との粉」を塗布します。
水で溶いた「との粉」を塗布し、ウエスで拭き取ります。

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乾燥後、いざ着色。
ところが塗料(柿渋で溶いたベンガラ)が乾くにつれ、剥がれてきます・・・

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文字部分が凹んでいるため、ウエスで拭き取れなかった「との粉」が剥がれてきたようです。

紙やすりで丁寧に取り除き、再度、着色します。
また、温・湿度計のパーツも取り付けます。

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温・湿度計の色やプラスティック感が木材と馴染まないですね・・・
再利用なので仕方がありません。

完成しましたので、荒神様に奉納します(神棚下に設置)。

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安全に薪ストーブを使えますように!

古民家風?温・湿度計の作製(2)

前回、温・湿度計のデザインを考えました。

thermometer_design

材料は檜(間柱材、105mm×30mm)の端材を使います。
上・下部に穴をあけ、そこに温・湿度計(下写真)をはめ込みます。

thermometer_parts

二つの穴はジグソーを使ってあけようかと思いました。
しかし、ジグソーで正確な円をあけるのは難しく、少しでも隙間ができると見苦しいものです。
トリマー(正円のテンプレートを使用)であけてはどうかとも思いましたが、そもそも手持ちの機材では正円のテンプレートを作れません・・・

そこで、電気ドリルに取り付ける自由錐(神沢鉄工 K-102、2,000円程度)を購入しました。

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所有している電気ドリルには変速機能がありませんので、スピードコントローラで回転速度を落としています。
もともとの回転速度(1,200回/分)では刃への影響に加え、高速回転する自由錐がかなり怖いです。

さすが自由錐!容易に正確な円をあけることができました。

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温・湿度計のパーツには凸起があるため、さらに加工します。

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見たところではわかりませんでしたが、温・湿度計の外枠には若干のテーパーがついているためはまりません・・・
紙やすりで微調整を繰り返すこと数回、なんとかはまるようになりました。

この温・湿度計は柱に取り付ける予定です。
柱に打った釘に引っ掛けるための穴を設けます。

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もっとスマートな方法があるのだと思いますが、掛け時計のときと同様に穴にトタンの小片を被せています。

<続きます>