神棚の前には榊立て(花瓶)や燭台などを置きますが、その燭台がくすんでしまっています。
小さい燭台ですので、500円ぐらいで新しいものを買えます。
しかし、真鍮製ですので磨けば新品のように蘇るはずです。
ひと昔前までの神具や仏具は真鍮製のものが多く、日常のお手入れとして「ソフトアルボン」という研磨剤で磨いて、最後に新聞紙で拭き取るのが定番であったかと思います。
ただ、ここまでくすんでしまうと「アルボン」だけ綺麗にするのはかなり大変です。
そこで、ドリルにバフを取り付けて一気に磨きます。
研磨剤は「青棒」や「白棒」などと呼ばれるバフ用研磨剤を使っています。
あとは「アルボン」で仕上げます。
今回は小さい燭台ですが、ちょうど2年前には大きさのある仏具の手入れを行いました。
<当初>
<前処理後>
大きさがあるため、バフ掛けの負担が小さくなるように前処理(酸性溶液に浸す)を行ないます。
<バフ掛け後>
<「アルボン」で仕上げ後>
真鍮製は磨くと光沢が蘇りますが、日常の手入れが欠かせず大変です。
昨今はこのように手間がかかるのを嫌い、メッキの仏具や神具が多くなっているようです。
閑話休題
神棚や燭台などを棚板において無事移設完了です。
上写真で、神棚に電線を下ろしているようにみえますが、これは後ろの壁に取り付けてあるインターフォン用のものです。
仮配線なのですが、電線は古民家と馴染まないですね。
後ろのエアコンも、ウーム・・・