昨年、建築士さんや大工さんをはじめ多くの方にお世話になり、主屋(古民家)を改修しました。
思い返すと約3年前の今頃は、老朽化が進む主屋をどうしたものか悩んでいました。
10数年前に水回りを中心に行ったリフォームにより日常の使い勝手は良い一方、雨漏りやシロアリ被害で屋根や床下はボロボロの状態・・・
いち早く手を打たなければと焦りはするものの、既に人間でいうところの「危篤状態」なのかもしれませんし、仮に直るとしても多額の費用を掛けてまで改修する必要があるのだろうか?と悩みは深まる一方でした。
そんな中、藁にもすがる思いで問い合わせたのが「日本民家再生協会」さまです。
その後、日本民家再生協会さまのお陰で、素晴らしい建築士さん(ほその建築設計室さま)や地元の腕の良い大工さん(池田建築さま)とのご縁に恵まれ、古民家は見事に生き返ることができました。
その日本民家再生協会さまには「民家再生奨励賞」という制度があり、毎年公募されています。
我が家の古民家も、建築士さんから応募していただいたところ、晴れて今年度の「民家再生奨励賞」を受賞することができました(^_^)
下画像は日本民家再生協会HPから一部抜粋
受賞の記念として設計者・施工者・施主に対して賞状が贈呈されるほか、なんと建物にはプレートが贈られました!
年末の忙しい時期にも関わらず建築士さんや大工さんにご来宅いただきましたので、三者でプレートを取り付けることにしました。
取り付けは、やはり本職の大工さんにお願いします。
ボロ古民家が蘇り、そしてこのように賞までいただけとは、3年前の今頃は想像すらできなかったことです。
本当に感謝しても感謝しきれない思いです。
建物もどこか誇らしげなように見えます。
プレートのほかに賞状(額入り)もいただきました。
玄関に古い梯子を再利用した飾り棚がありますので、そこに置こうと思います。
そこで、飾り棚に置けるように端材を使って額立てを作ることにします。
部材を揃えます。
傾斜角は30°にしています。
トタン板の小片は、額が滑り落ちないようにするためのストッパーです。
ビス留めして組み立てます。
額を立ててみると、ちょうど良い感じです。
梯子の飾り棚に設置します。
多くの方のお世話になり再生された古民家ですので、今後も大切にしていきたいと思っています。