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木製サインプレートの自作

今夏も酷暑で、一時期はとても屋外で作業できるような状態ではありませんでした。
一方、暑いほどに気持ち良く感じるのが水仕事。
と言うことで、この夏の間に自宅の全ての網戸を水洗いしました。

上写真に写っている散水栓(井戸水を水源)は2年前に長靴やスコップなどの道具を洗いやすいように設置したものですが、網戸などの大ものを水洗いするのにも重宝しています。

網戸がサッパリしたついで障子(窓や引戸本体のこと)も掃除。
そのとき、なんとかならないものかと感じたのが玄関の引き戸です。

玄関の引き戸は上写真のとおり4枚の引き分け戸になっています。
もちろん中央の2枚を開閉させるのですが、どちらか一方の障子(戸)を閉める際、勢い余ってもう一方の障子を押して少し開いてしまうのです(引き分け戸の欠点です)。
このため、網戸にしている夏以外は片一方の障子が動かないように施錠してあります。
こうしていても、我が家の者はどちらの障子が開くか知っているので問題ないものの、困るのは来客者で1/2の確率で戸が開かず、まさに「戸」惑ってしまいます。

来客者が戸惑わないように開くほうの障子にサインプレートをつければ良さそうです。
サインプレートは様々なものが市販されていますが、さすがに今回のような開くほうの障子を示すようなものはないかと思います。
そこで、端材を使って木製のサインプレートを自作することにします。
サインプレートの障子への取り付けは障子の縦桟が使えそうです(いつも掃除に苦労している縦桟が役に立つとは!)。

端材に縦桟の幅と間隔で溝を切ります。

下写真が端材の表側で、ここに文字入れをします。

これだと少し存在感が大きくなりそうに感じるため、トリマーを使って大きく面取りしてソフトな印象に。

ここで一旦、障子に取り付けて問題ないか確認します。

問題、大ありです!
障子を開ける際、プレートが引っかかります・・・。

引っかからなくなるまで表側を削り落とします(先に施した面取りも小さくなりました)。

文字入れはレーザー彫刻機(いろいろと活躍しています!)で行うことにして、図柄はシンプルに下図のものを考えました。

レイアウトの関係で「Welcome!」と入れてみましたが、我が市はブラジル人の方が多いのでポルトガル語「Seja bem vindo!」にしたほうが面白かったかも(^_^)

レーザー彫刻機で彫刻。

ところが、レーザー彫刻機が途中で暴走し、上写真のとおり最後のほうが彫刻できていません・・・。
この機械の定格運転時間は短い(30min)ので、途中で休止(休憩)を入れてやらないといけないような感じです。
この辺りがDIYモデルの限界ですね。

仕方なく、彫刻できなかったところを彫刻刀で手彫りします。

レーザー彫刻機で彫刻すると黒く焼けた色が付くため墨入れする必要がなかったのですが、手彫り部を含めて墨入れもしなければならなくなりました。

墨入れすることにし、その前処理として、との粉で目止めしておきます。

墨汁を使って墨入れ。

上写真のとおり適当に墨入れしても、はみ出したところは表面をサンディングすれば消えるはず。

消えるはずですが、目止めの状況や木材によっては下写真のとおり残るため注意が必要です・・・。


百均のニスを塗って仕上げます(2回塗り)。

障子に取り付けます。

アルミ製の障子に対して木製のサインプレートはどうかなとも思ったのですが、それほど違和感はありません(木製建具ならもっと馴染むはず)。

今回作ったサインプレートは縦桟のあるところであればどこでも取り付けられますが、目線と、障子の引手の中間ぐらいになるように取り付けました。

果たしてサインプレートの効果のほどは??

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