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古民家の自然換気(26)井桁形照明2

前回、井桁形の照明カバーを作るため、古材(松の板材)から角材(8分×6分)を取りました。

照明カバーの形や大きさは下図のとおりです。

上図に基づき、2組分の作製に必要となる材を木取りします。

上下の枠は井桁に組みますので、溝(相欠き)を切ります(テーブルソーを使用)。

同じものを組み合わせると、正方形の井桁になります。

2組(上下)の井桁を柱で繋ぐため、井桁側にホゾ穴、柱側にホゾを加工します。

組み立て、骨組みの完成です。

ホゾ組みによりしっかり固定されるのですが、高所に設置するものですので念のためボンドも併用しています。

続いて、骨組みの側面に障子を貼るため、障子紙と糊を準備します。

糊は自家製(小麦粉に水を加え熱したもの)です。
障子の貼り替えは、貼るのは楽しい作業ですが、その前段の剥がす作業に苦労するものです。
将来の貼り替えを考慮し、極力粘着力を弱くしておくのが良いように思っています(途中で剥がれてくるかもしれませんが)。

ところで、障子は骨組みの内側に貼ることになり、上下の枠には問題なく糊付けできますが(下図で緑色の囲み)、柱のほうには糊代があるのか?
実は、角材の縦横寸法を異なるもの(今回の場合、8分と6分)にすることで、糊代(下図で水色の囲み。今回の場合、8-6=2分)を設けているのです。

これらの糊代に糊付けし、障子紙を貼ります。

骨組みの内側は狭いため、うまく貼れずシワが寄ってしまいがちですが、直後に霧吹きしておけば綺麗に仕上がります。

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