叔父から貰った板材(松)を使って踏み台を作ることにし、前回、天板に脚を仮付けするところまでできました。
上写真の右上を拡大すると下写真になります。
天板の奥行きを確保しようと目一杯大きく木取りしたため腐り箇所が残っています。
天板の角を面取りするため、それで取り除かれると良いのですが。
トリマー(カク面ビット装着)を使って前方及び側方の3辺を面取りします。
結局、面取りしても腐り箇所は残ったため木工用パテで補修します。
実は、トリマーを使って面取りする際、ビットのコロ(車輪)が腐り箇所に嵌まってしまい、その結果、面取りラインがいびつになってしまいました・・・。
天板と脚とは追い入れ継ぎ(天板側に溝切り)により組んだうえビス留めする考えです。
そして、ビス留めしたビスの頭は埋め木により隠します。
埋め木にはこれまでは市販の丸棒を使っていたのですが、今回は埋め木錐(下写真でドリルチャックに装着している金色のもの)を使って自作してみます(同じ材から作ると埋め木が目立ちにくくなる)。
ちゃんとした埋め木錐は高価なのですが、これは中国製のパチモンです・・・(4本で送料込み260円!)。
さすが値段相応の切れ味で、刃を研磨しなければまともに使えないレベルです。
それでもなんとか切り抜くことができました。
埋め木の直径を測ると12.5mmのため、下穴のサイズはφ12mmにすると良さそうです。
天板にドリルを使って下穴(φ12mm)をあけます。
ところで、天板は松脂の含有量が多いため磨くとツルツルになる一方、足を乗せたときに滑りやすいかもしれません。
そこで、滑り止めとして天板の前方に溝を切っておくことにします(トリマーにV溝ビットを装着)。
脚をビス留めしたうえ埋め木(下写真で朱色矢印)します。
埋め木を同じ松から作りましたので、他の樹種のものを使うより目立ちにくくなりました。
天板をサンダーで磨いて仕上げます。
サンダーをかけたところ、さすがfatwoodだけあってツルツルに仕上がりました。
しかし、下写真で朱色丸印で囲う箇所に松脂が変色したような跡があります。
また、パテ埋めしたところも目立ちます。
これらを目立ちにくくするためオイルステイン(VATON:オーク色)にて塗装することにします。
オイルステイン(油性)を使うのは松脂との相性(柿渋等の水性塗料だと松脂に弾かれる)からです。
あまり塗り重ねてマットな感じになると面白くないため、これで完成とします。
予定箇所に設置(念のため脚の底に滑り止めシートを貼りました)。
これで客間との行き来がしやすくなりました。