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耕作放棄地の再生(13)古人の仕事

前回、隣地にせり出していたハゼの木を伐採しました。

続いて、隣地との境界部分に生えている篠竹や蔓植物などの下草を刈ります。

うっそうとしていたのが、明るくなり、風通しが良くなったように感じます。

下写真が同じ場所を2年前(冬)に撮影したものです。
隣地に迷惑をかけていましたが、これで、ある程度はましになったかもしれません。

同様に我が家の敷地側の下草も刈っていきます。

下草を刈ったところ、上写真で朱色着色部について土手が削られていることがわかりました。

以前、この近くで世古道からの進入路跡らしきもの(下写真)を見つけましたが、その進入路を設けるために土手が削られているのかもしれません。

そこで、さらに進入路跡付近に生えている篠竹も刈ります。

今度は不法投棄されたゴミ(上写真で矢印)が出てきました・・・。
耕作放棄地には不法投棄ゴミが付きものですね・・・。

篠竹を刈ると進入路跡がはっきりわかるようになりました。

先ほどの土手が削られていたのは、上写真で進入路2を設けるために加工した跡のようです。

また、この進入路の延長線上を世古道側から確認すると、進入路への出入口らしきところも見つかりました。

これらの痕跡をみると、古人はよくも人力だけでこのような土木工事をおこなったものだと感心します。
作業を終え帰宅するときに当地区のお墓の前を通るのですが、ここに眠る人たちが何十年、何百年のときをかけて地区の土地を開墾していったのだと思うと、感慨深いものがあります。

<続きます>

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