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果樹園の再生(3)カキの剪定

前回、ウメの木の剪定をおこないました。

果樹に多い落葉樹は、今の時期は葉が落ちて剪定しやすいこともあり、剪定の適期とされているものが多いです。
ということで、ウメに続き、カキの木も剪定することにします。

カキの木は敷地内に16本もあります(これでも昨年までの伐採により4本減っています)。
そのうち下図で14番のものはご近所に隣接しているため、昨秋の落葉前に既に剪定を終えています。
従って、剪定対象は15本になります。

ところで、カキは隔年結果しやすいとされていますが、我が家のカキは特に隔年結果が顕著で、表年には枝が折れるほど実る一方、裏年にはたった一つも収穫できないということがあります。
この隔年結果を抑えたいと思い、裏年の昨年は一切の剪定をおこなわなかったところ、多少は収穫することができました。
そして、今年は表年となりますので、成らせすぎないようにするため逆に剪定が有効になります。
さらに、枝の交差など樹形が乱れていますので、強い剪定をおこなうことで樹形を整えたいと思っています。
とは言え、16本全てをおこなうのは時間的に無理そうですので数年計画でおこなうつもりです。

まずは、上図で21番、22番を剪定します。
公衆道路に面していますので、収穫云々よりも道路に出てしまわないように樹形がコンパクトに収まることを第一目標とします。

下写真が21番のカキの木です。

赤・青・緑色の線で示すとおり太い枝が複雑に交差しています。
自然状態では余程のことがない限りこのようなことにはなりませんので、人為が木を混乱させてしまっているのでしょう。
荒治療ですが、交差している太い枝を落とすことにします。

また、全体的に外側に広がり過ぎており、上図で黄色の点線内に収めたいところです。
しかし、先のウメの木と同じように切り詰めると結実しませんので、特に広がっているものだけを根元から切り落とすことにします。

剪定完了(下写真で左側の木です)。

続いて、上写真で右側の木(22番)も同様に剪定します。

2本の剪定で発生した剪定枝です。

これらの剪定枝は、来シーズンの薪ストーブの焚き付けとして使うことにします。
カキの木は野ざらしにしておくと、コケ状のものが生えたり、腐りやすいように感じています。
細枝は野ざらしにしておくとしても、太いほう(上写真で左側)は屋根のあるところに保管しておこうと思います。

<続きます>

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