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庭の整備(63)播き芝(まき芝)

前回、踏み石(戦前まで米倉に使われていたもの)を再利用して敷石を設けました。

井戸の配管と敷石を行い、これで芝を張れる状態になりました。
そこで下図の緑色で着色した範囲に芝を張ることにします(敷石を挟んで反対側は昨春に施工済)。

芝を張ると言っても、いつものとおり播き芝の手法で行います。
播き芝を行う箇所は現状、砂利敷になっていますので、電動ハンマーで表層をくずしたうえフルイで砂利を取り除きます。

取り除いた砂利は、とりあえず先に施工した敷石の間に敷いておきます(いずれはゴロタ石を敷き並べる予定)。

土は乾燥していることもありますが、草一本生えない砂漠のようです。
そこで、肥料分として木灰と鶏糞を補っておきます。

播き芝には下写真のランナーを使います。

既存の芝生から侵入してきていたものを、先に配管した際、剥がして水に浸けておいたのです。
ホームセンターで購入した芝も余っているのですが、剥がしたものから使うことにします(実はホームセンターで購入した芝はほとんどが枯れており、使わずに正解でした)。

これを適当にバラ播きます。

播き芝の場合、芝が生え揃うまで除草しなければならないため初期の管理に手間がかかります。
しかし、播き芝に使うランナーは同じ環境で育っていたものですので、一旦根づけば購入したものよりも勢いがあって後の管理が楽になるように感じています。
播き芝なら費用もかかりませんし、待つ時間と少しの手間をかけられるのであれば播き芝がオススメです。

次に覆土・転圧しますが、その目土には以前にフルイ分けして保管しておいたものを使います。

覆土・転圧して播き芝の完了です。

雨が降るのを狙って播き芝を行なったのですが、夕方になって天気予報通り雨が降り出しました。

上写真のとおり今春施工した敷石の表面(踏み石の切断面)が光り、石畳の箇所とは違った表情になっています。

井戸周りの庭整備について、とりあえず今春予定分はこれで完了です。

DIY施工のため1年の進捗は僅かですが、それでも毎年続けることでそれなりに進んできました。

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