前回、睡蓮鉢(昔の米搗き臼を再利用)を設置しました。
睡蓮鉢と言う名称から「睡蓮」を植えるものと思っていたのですが、ブログのコメント欄で海子さん(ハンドルネーム)から「蓮」も同様にして育てることができると教えていただきました。
しかも、蓮の葉は仏壇やお墓に供えることができるとのこと(蓮は仏花)。
我が家は仏教ですし、主屋の古民家にも蓮のほうが合いそうです(睡蓮→モネの絵画→洋風!?)。
そういうわけで、睡蓮から蓮を栽培することに変更!
時期的(5月連休時分)に蓮の苗(レンコン)を入手したいと思っていると、叔父から「浄土真宗高田派の本山(近くにあります)に蓮の会があり、その会員になると苗(株分け)を頒けてもらえる」と言う情報を入手。
しかし、調べてみると年会費が1万円と高額のため(どうりで豪華絢爛な寺院が建つはずです)、フリマで千円の苗を調達。
蓮と言っても園芸用のもの(花蓮)で、出品者によると品種は「小舞妃」とのことです。
「泥中の蓮」と言われるように、蓮の苗は泥のなかに植え付けます。
ちょうど草刈りのために田圃に行くことがあるため(五月連休前後)、そのときに田土を採ってくることにします。
草刈り後、バケツ1杯分の土を採取。
土を採取する際、実はなんとなく土が汚いように感じて最初スコップを使っていたのですが、そのうち直に触れるようになると田土の感触はなんとも心地良いもので、汚いと思う気持ちも吹き飛びました。
私自身、ブログに書いているとおり比較的自然と接することが多いものの、それでも随分と自然から離れたところに来ているものだと思わざるを得ませんでした。
さて、採取した田土は睡蓮鉢に直接入れても良いのですが、今後の管理や株分けを行いやすいように別の鉢に入れ、この鉢を睡蓮鉢の中に沈めることにします。
睡蓮鉢の中に入るサイズの植木鉢を用意し、底に田土を敷いて蓮の苗を据えます。
そして、鉢の上部まで埋めます。
この植木鉢を10cm程度浸水させるようにしたいのですが、このまま睡蓮鉢に入れては水深が深くなりすぎるため適当な高さの植木鉢を入れて上げ底します。
蓮の苗を植え付けた鉢を据えて水を張れば植え付け完了です。
ただ、このままでは夏にボウフラの温床になること間違い無しです。
ボウフラ予防のためにメダカを入れるとしても、近所の川や水路からメダカが消えて久しいです。
ホームセンターに行ってみると売ってはいるものの、なんと1匹500円(改良メダカ)もします!
15匹程度入れるとしてメダカに1万円近くかけるのもどうかと思っていると、たまたま近くにメダカを飼育されている方がみえて頒けてもらえることになりました。
上写真が頒けていただいたメダカで、全部で15匹程度います。
全て改良メダカで、楊貴妃(朱色のもの)、三色、ミユキ(銀色のもの)と呼ばれる種類のものだそうです。
これらのメダカを睡蓮鉢の中に放します。
写真では伝わりにくいですが、メダカが泳ぎ回っている様子は、なんとも良いもので見飽きません。
上写真は蓮の苗を植え付けてから約1週後のもので、早くも芽が伸びて葉が開いています。
とは言え、まだまだ小さくてメダカの隠れ場所として不十分なためホテイ草(ホテイアオイの園芸種)を入れてあります。
そして、現在の様子が下写真です(苗の植え付け後、約ひと月経過)。
蓮の葉が増えて大きくなってきました。
まだ浮き葉のため現状では睡蓮のように見えますが、これから蓮らしい立ち葉が出てくるそうです。
ちなみに、今回設置した睡蓮鉢を少し離れたところから眺めると下写真のような感じになっています。
敷石(昨春に再生)を挟んで右手に祖父が整備した坪庭、そして左手に私が整備した睡蓮鉢が並ぶ形になっています。
坪庭に比べて睡蓮鉢がショボく感じますが、蓮の花が咲けば見栄えがすることでしょう。