前回、サカキの取り木を行いました。
サカキは神事に用いられ、我が家でも神前にお供えしています。
我が家の主屋は古民家と言うこともあり、神棚が3箇所(①天照大神・氏神様、②大黒・恵比寿様、③荒神様)もあります。
それぞれに1対の榊立てを置いていますので、結構な数のサカキが必要になります。
サカキ自体は庭にも里山にもあるため、月(半月)ごとに取り替えることもできるのですが、枯れるまで供え続けるようにしているため、取り替えは1年に1回もありません(水は毎週替えています)。
つまり1年以上もつわけです。
サカキは水揚げが良いとは言え、これほど長持ちするのは井戸水を使っているためなのかもしれません。
塩素滅菌されていないことに加え、井戸水には微量の栄養素も含まれていそうです。
ところで、このように長持ちするサカキのなかには発根しているものがあります。
昨年のお正月前に摘んできたものが、春から夏にかけて発根し、1年以上経過後の現在でも葉の青さを保っています。
本当にすごい生命力です。
これなら根付くかもしれませんので鉢上げすることにします。
うまく活着すれば、わざわざ取り木をしなくても、これを近所の方に差し上げられます。
そこで、先日作った竹製のポットを使うことにします。
ポットに植えて水やりをし、乾燥を防ぐため木陰に置いておきます。
竹筒に生けてあるかのようで良い感じです。
ついでに、自宅敷地内に自生していたスギとビワの幼木も竹製ポットに移植しておきます。
これなら移植する際に掘り起こす必要がありませんね。