菜種梅雨の晴れ間に夏野菜の種(直蒔き分)を蒔いています。
前回は新たに作った畝に種を蒔きましたが、今回は既存の畝に蒔いていきます。
既存の畝の現状は下写真のとおりです。
手前に桃の花が咲いているほかは一面緑の絨毯で、畝がどこにあるのかも分からない有様です。
この生い茂っている草はマメ科のカラスノエンドウやスズメノエンドウですが、実はこんな中でも野菜が育っているのです。
こちらはソラマメ。
カラスノエンドウの勢いに負けていません。
しかも、ソラマメの天敵とされるアブラムシが全く付いていません。
ソラマメ栽培においてはアブラムシを寄せ付けないためにカラスノエンドウなどを駆除するのが常識ですが、意外なことにカラスノエンドウに囲まれていても問題ないようです。
この畑にアブラムシがいないわけではなく、何箇所かアブラムシが密集しているところがあります。
上写真ではカラスノエンドウにびっしりとアブラムシ(黒い点)が付いています。
アブラムシはソラマメよりも雑草のカラスノエンドウのほうがお好みなのでしょうか。
アブラムシが全てのカラスノエンドウを食い尽くせばソラマメにやってくるのかもしれませんが、これだけあれば心配無用でしょう。
こちらはタマネギ。
2年ほど前に種を採取するために畑に戻したものが、野草化しているようです。
こちらも野草化しているニンニクです。
こうして見るとカラスノエンドウが、か弱い植物に見えます。
下写真のニンニクの根本にはニンジンが密集しています。
これらのニンジンは昨秋に種をいろんなところにバラまいておいたものですが、これまで一度も収穫していません。
試しに引き抜いてみると・・・
形はイビツながら意外にも大きいです。
ほかにも引き抜いてみると・・・
形や大きさはバラバラです。
肝心の味はどうだろうかと井戸水で簡単に洗ってかじってみると驚いたことに甘いです(大げさに言えばフルーツみたい!?)。
このようなニンジンが畑に100本、200本は生えているはずです。
売るレベルのものを作ろうとすれば大変ですが、自家消費用にこのレベルのもので良いとなればニンジンも野草化できるということです。
収穫しなくとも、ニンジンはタダで土を耕してくれますし、夏にはレース状の涼しげな花を楽しませてくれる最高の野菜かもしれません(^_^)
さて、肝心の夏野菜の種蒔きです。
種を蒔くところだけカラスノエンドウなどを刈って、幾種類かの種(キュウリ、スイカ、オクラ等)を蒔きます。
最後に刈り取ったカラスノエンドウを畝に被せています。
こんなことで夏野菜が発芽して成長するものなのかわかりませんが、手間もお金も掛けていませんので、うまくいけば儲けものです(^_^)
<続きます>