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薪ストーブの導入(39)屋根貫通部への断熱材設置

薪ストーブは本焚きへと移行し、毎日、快適な薪ストーブライフ(^_^)を送っています。

さて、薪ストーブの使用において最も気をつけなければならないことは火災です。
薪ストーブを本焚きさせつつ、近接する可燃物が安全な状態であるかどうか確認しました。

ストーブ本体の周囲では、炉壁(特にストーブの真後ろ、離隔300mm)が相当熱くなります。
もちろん炉壁(不燃物)で防護されますので、近接する可燃物(柱など)は常温です。
炉台はわざわざ空気層(簡易的)まで設けましたが、炉台表面でほぼ常温です(ストーブ本体に遮熱板があるためだと思います)。

このようにストーブ周りについては安全な状態になっていることを確認できました。
とは言え、あとになってストーブの周囲に荷物(可燃物)などを置いてしまっては意味がありません。
横着しないように気をつけなければ・・・

あと、注視していたのが屋根や天井の貫通部です。
設置基準などに基づき二重煙突、かつ可燃物との離隔を150mm以上確保していますが、実際に自分で確認してみなければ安心できません。

二重煙突の表面は相当熱くなりますが、150mm以上離れた可燃物(実際にはさらに不燃物のケイカル板で覆われています)は常温です。
煙突の固定金具が少し熱くなっていますが、木材への固定部分では常温に下がっています。
屋根や天井貫通部についても安全な状態になっていることを確認できました。

ところで、屋根の貫通部は上写真のとおり煙突瓦(不燃物)がむき出しになっています。
ネットで屋根貫通部の施工事例を見ると断熱材を施しているものがあり、同様にするつもりで断熱材は購入してあります。
しかし、断熱材を設置すると煙突周りの状態(温度等)を確認できなくなるため、これまで保留にしてありました。
屋根貫通部の安全についても確認できましたので、今回、断熱材を設置することにします。

まず、煙突瓦の周囲をアルミテープ(不燃材)で塞ぎます。

瓦同士のつなぎ目には若干の隙間があり、そこから空気の出入りがあります。
埃や小さなゴミ(可燃材の可能性有り)も入ってきますので、その侵入防止のためにアルミテープで塞いでいます。

一方、アルミテープで塞ぐということは、暴風雨などで侵入した雨水がそこで滞留し、その結果、屋根の劣化につながる可能性が生じることになります。
このため、アルミテープで塞いで断熱材を設置するのは冬季のみとし、台風シーズンの夏季は開放するように着脱可能な構造にします。
火の注意ばかりしていたら、水にやられてしまっていたということがないようにしなければなりませんね。

もちろん、このような手間のかかることは、瓦用鉛製フラッシング(水切り、下画像)を使っていれば不要です。
ただ、これだけ(材料のみ)で10万円近くしますので手が出ませんでした・・・

断熱材を敷き詰めます。

この断熱材はホンマ製作所さまの眼鏡板用断熱材で、材質はセラミックファイバーです。
25mm厚の板状になっていて扱いやすいです。
住宅の断熱材として使われているロックウールでも良いのでしょうが、これだけの少量では売っていないようです。

断熱材が落下しないようにケイカル板で蓋をして完成です。

先に書いたとおり夏季に取り外せるようにビス留めにしています。

<続きます>

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