本焚きに移るに際して、薪ストーブ初心者の私はどの程度での火力で焚けばよいのか見当がつきません。
モキ製作所のストーブは「高温燃焼」を謳っており、カタログや取扱説明書にも「表面温度500℃で家中ポカポカ」と記載されています。
500℃まで上げるように焚けばよいのでしょうか?
モキ製作所の担当者さんに問い合わせたところ、「ストーブの表面温度300℃を目安に焚きいてみて、あとは使いながら、暖めたい温度まで火力を上げるように使うと良い」とのアドバイスをいただきました。
300℃が目安になるわけですが、もちろん触って確認できるようなものではありません。
今更ながら温度計を購入することにしました。
薪ストーブ用の温度計は3、4千円のものが多いです。
ところが、以前、後付けダンパーを購入した「Hearth&Home 暖炉家」さんのオンラインショップを覗くと、税込1,800円という格安の温度計を発見!
少しちゃっちい感じがしますが、温度がわかれば十分です(^_^)
英文の説明書を読むと、この温度計は本来は煙突表面に取り付けるものらしいです。
煙突へはマグネット式により取り付け可能とあります。
煙突はステンレス製のため磁石がつかないように思いますが、スレンレスでも「SUS430」のためつくのです。
「SUS304」を採用している高級な煙突だとつかないはずですが、ちゃんとそのためと思われるビスが1本同梱されていました。
煙突用の温度計ですが、ストーブ表面の温度を測りたい場合はストーブ表面に取り付ければよいだけでしょう。
この場合も、鋼板製のストーブであるためマグネットでつきますが、鋳鉄製のストーブだとひっつかないかもしれませんね。
では、温度計をストーブのトップに置いて、焚いてみます。
焚き付け後のストーブ表面温度の推移
15分経過:150℃
20分経過:200℃
25分経過:250℃
針葉樹の廃材(主屋の改修工事で生じた古材)も入れているため、すぐに火力が上がります。
このとき、ストーブ表面温度は300℃近くまで上がっています。
ヤカンをかけてありますが、沸騰してきました。
室温は20℃を超え、ちょうど良い感じです。
薪3本程度の投入を繰り返すと、300℃程度で安定するようです。
今回は、さらに薪の本数を増やし、温度を上げてみます。
表面温度は450℃近くまで上がってきました。
室内温度は30℃近くまで上がってきて、シャツ1枚で過ごせる暑さです。
少なくとも今の時期は、ここまで焚く必要はないですね。
しかし、カタログなどに「表面温度500℃で家中ポカポカ」と記載されているように、この温度で焚き続ければ我が家のようなボロ古民家でも家中ポカポカになるかもしれません(^_^)
<続きます>