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井戸の再生(8)ポンプ運転

前回、ポンプを設置しました。

あと、井戸内の吸込管を設置すればポンプを運転させることができます。

井戸内の吸込管(塩ビ管φ20)は約3mです。
先端にストレーナ(ポンプ付属品)を取り付け、元側に吊りバンドを取り付けます。

この吸込管は、以前配管した井戸側面の貫通部に接続します。

接続箇所は、井筒の天端から約70cm下です。
井戸の上から覗き込んで作業するのは危険ですので、井戸内にハシゴを掛けることにします。

ハシゴを掛けると井筒に力がかかります。
しかし、井筒(厳密には陶製の井筒を覆っているコンクリート)の一部に亀裂が生じていて危ない状態です。

事前にコンクリート用接着剤を使って手当てしました。
コンクリート用接着剤のなかでも衝撃に強いタイプ(セメダイン車止め用)です。
接着剤硬化後に力を入れてみましたがビクともしません。
これで安心して作業できます。

井戸内に入る前に、ハシゴを綺麗にし、盛り塩にてお清めをします。

井戸内に入り水面をみると、濁りはなく、グリーンっぽい色をしています。
井戸の内壁は、礫混じり土で堅固にみえます。

吸込管の繋ぎ込み完了です。

井戸の上に渡してある塩ビ管は、吸込管を吊るためのもの(仮)です。
吸込管(塩ビ管φ20)自体は軽いですが、充水するとそれなりの重さになるため上部から吊るようにしています。

これでポンプを運転させることができます。
いざポンプのスイッチ・オン!

しばらくすると、蛇口から勢いよく井戸水が出てきました!
感動!!
無色透明で、冷たくて気持ち良いです。
「井戸水は、水道水に比べ夏は冷たく冬は暖かい」と言いますが、これほど冷たいとは思いませんでした。

しかも、ポンプ(倉庫内に設置)の動作音は静かで、倉庫内にいてもほとんど気になりません。
倉庫の外では耳を澄まさないと聞えません。

しばらく使いながら漏水などの不具合がないか様子をみることにします。

<続きます>

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