庭木の剪定(7)松ぼっくり

朝活(朝の1時間を利用)として庭木の剪定をおこなっています。

以前のブログ記事を書いて以降、モッコク、アオギリ、フヨウ、モクレン、サンシュユ、ジャノメエリカ、マツを剪定しました。
モッコク、アオギリ以外は低木です。

明け方の冷え込みが厳しくなってきました。
震えながら木に登っていては転落しかねませんので、低木を中心におこなっています。

<アオギリ>

(ビフォー)

aogiri_before

裏庭にある大きなアオギリです。
主屋の改修工事で減築(1間=1.8m分)する前は、屋根上まで枝がせり出していました。
減築により空間ができ風通しも良くなりましたが、木の大きさを維持すべく毎年の剪定が欠かせません。

(アフター)

img_4564

<アカマツ>

(ビフォー)

img_4597

十数年前は大きなマツの木があったのですが、松くい虫で枯れてしまいました。
その後、近くから自然生えした実生木が現在、高さ3mを超えています。

近接して大きなアラカシなどがあるため、上方向に伸ばすことができません。
そこで通路側に門冠になるように仕立てるつもりで3年前からは枝を伸ばすようにしたところ、急に勢いがでてきました(1年で1mずつ伸びています)。

img_4599

勢いがあるのは良いのですが、木が大きくなり剪定が大変になりそうです・・・

そして、昨春に初めてついた松ぼっくりが、この秋に熟しました(^_^)
(アカマツの松ぼっくりは2年型ですので、熟すまでに1年以上かかります。)

img_4598

このマツを親木にして、いずれは裏の里山にもマツを再生してみたいものです。

枝先には既に新芽や松ぼっくりの子供ができています。

img_4624

この新芽が来春、1m伸びることになります。

さて、マツの剪定は、春に「みどり摘み(新芽摘み)」、秋に「古葉かき(もみ上げ)」の年2回おこないます。
今回は「古葉かき」ということで、古い葉を上方向(樹皮を痛めないため)に引き抜いていきます。

(アフター)

img_4685

剪定で下写真の松葉がでました。

img_4627

松葉は仙人食と言われるように身体に良いそうです。
口に入れて噛めば歯槽膿漏に効くというので、剪定中に噛んでみると、深い緑と言った感じの風味?で確かに効果がありそうです(^_^)
今のところ私自身は歯槽膿漏ではありませんので、この松葉は天日で乾燥させて、薪ストーブの焚き付けに使おうと思っています。

<続きます>

薪ストーブの導入(37)初焚き

前回でようやく薪ストーブの導入工事が終わりました。

img_4502

いよいよ初焚きをおこないます(^_^)

ストーブ本体に付属の取扱説明書に従って準備します。

まずは、炉内に5cm程度の灰を敷きます。
(取扱説明書には、灰がない場合はダンボールを重ねて敷いてもよいとあります。)

灰は以前、土蔵を整理した際に火鉢に入っていたものを保管してありますので、それを使うことにします。

img_4499

これからは新しい灰が手に入りますので、古いものは処分(畑への散布)してしまいましょう!

薪ストーブ本体(モキ製作所 MD80Ⅱ)はシンプルな構造で、その操作も前面にある1箇所の空気調節口を操作するだけです。

焚付け時、空気調整口は全開にしておきます。
焚付け用の小枝や細い薪を投入します。
いよいよ点火ですが、その前に「火の神様」(荒神様)に感謝します。

点火!

img_4516

ダンボールを着火剤としていますが、ダンボールは灰が飛散しやすいため、他のものを使ったほうが良さそうです。

しばらくすると、焚付け用の小枝や細い薪が十分に燃え、熾ができてきました。
太い薪を3、4本投入します。

img_4518

ここまでは焚口扉を全開でしたが、ここで半開にしています。

img_4622

煙突のドラフト(上昇気流)が強いのか、ガスバーナーのようにボーという音を出して勢いよく燃え出します。

間もなく太い薪にも火が着きました。

img_4520

ここで焚口扉を締めています。

かなり火の勢いが増してきましたので、空気調節口を絞ります。

img_4521

良い感じで燃えています。

今回は初焚き(試し焚き)ということで、薪の追加はおこなわずにこのまま燃え尽きるまでとしました。

あとでメーカー(モキ製作所)の担当者さんに教えていただきましたが、初回時でもしっかり燃やして、塗料の焼き付けを行なったほうがよいそうです。
確かに今回の薪3、4本程度では不足だったようで、その後ストーブ表面で500℃近くまで上げた際にも塗料の焼き付けの匂いがしました。

写真ではわかりにくいですが、炉内で暖かな炎を出して燃えているところを見ると本当に「感動」の一言です。
そもそも薪ストーブを導入したのは里山整備や廃材処理のためであり、私自身は「一体、薪ストーブのどこが良いのだろう?」と思っていました。
これまでの導入工事においても随分と手間がかかり「労多くして益少なし」ではないかと思ったりもしましたが、今回の初焚きだけでこれまでの苦労が吹き飛びました。
薪ストーブや直火には単なる暖かさだけでなく、何かしら心を豊かにしてくれるものがあるようですね(^_^)

<続きます>