遊休農地活用」カテゴリーアーカイブ

遊休農地の活用(13)クローバーの広がりと果樹の植え替え

2年前から管理(定期的な草刈り等)を行わなければならなくなった畑について、果樹を植えるとともに、草刈りの負担軽減を図るためクローバー草生にすることにしました。
一昨年の秋にクローバーの種を播き、昨年3月には下写真のとおりクローバーが生え始めした。

その後、株分け・補植を行ってクローバーの陣地を拡大し、今年2月には下写真の状態にまで広がっています。

クローバーで覆われているところ(全体の7割程度の面積)はほとんど雑草が生えてこないため、草刈りの負担が随分と減っています。
さらに草刈りの負担軽減だけでなく、クローバーは豆科の植物で土地も肥やしてくれるのが素晴らしいところです。
まだクローバーが生えていないところ(雑草が生えているところ)がありますので、今春も株分け・補植を行うつもりです。
全体が覆われれば、クローバーの中からわずかに生えてくる雑草を手で抜き取るぐらいで済み、もやは刈払機の出番が無くなるかもしれません?

一方、これまでに植えた果樹のほうはクリとビワが順調で、ミカンが元気ありません。
このうちのビワ(2本)については、2年前、自宅裏の里山に自生していたものをここに移植したものです。

ちょうど接ぎ木を行うのに良い大きさになっています。
当初は、この場所で接ぎ木を行おうかと思っていたですが、後のことを考えると一旦、鉢上げしたうえ接ぎ木したほうが良さそうです。
そこで、台木用として鉢上げして自宅に持ち帰ります(下写真で駄温鉢の2本)。

ビワの接ぎ木と言えば、昨春に行ったものがうまく活着して元気よく育っています(下写真で朱色矢印が接ぎ木箇所)。

これを今回鉢上げしたものと入れ替わりで畑に植え付けると良さそうです。
ただ、鉢上げしたものが2本に対して接ぎ木苗は1本しかありません。
そこで、果樹の配置を変更することにし、ビワを2本から1本減らす一方、クリを1本から2本に増やすことにします。

実は、現在植えてあるクリは利平と言う品種のもので、この品種は自家結実しにくく受粉樹が必要であることを後になって知りました。
近くにもクリの木が無いような感じですので、品種の異なるもの(筑波)をビワの替わりに配置することにしました。
また、先述のとおりミカンの生育状況が良くないため、ミカンは自宅畑に移植することにし、その替わりにスモモの苗木を購入して植え付けることにしています。

と言うことで、ビワの接ぎ木苗(自家製)を植え付けます。

続いて、クリ(品種:筑波)の苗木を植え付けます。

最後に、スモモ(品種:サンタローザ)を植え付けます。

スモモはミカンの替わりに配置しますが、弱っているミカンは3月になってから移植したほうが良さそうですので、とりあえずミカンに隣接して植え付けています(ブログは遡って書いており、一連の作業は2月に実施)。

遊休農地の活用(12)果樹の植え付け

前回、スギ(昨冬に植え付け)植栽箇所の下草を刈りました。
そして、スギが元気良く成長していることから、今シーズンから下図のとおり果樹も植え始めることにしました。

今シーズンはモモ2本(異品種)とクリ1本を植え付けます(残り1本は来シーズン以降)。
まずはモモ(品種:川中島白桃)から。

穴を掘って植えるだけですが、篠竹が根を張っているため穴を掘るのに苦労します・・・。
ただ、竹が根を張っているのは表層部だけですので、スギが旺盛に成長しているように樹木とは競合しないのかもしれません。

隣接してもう1本、モモ(品種:大久保)を植え付けます。

モモは自家受粉しますが、品種の異なる受粉樹を配置することで結実しやすくなることを期待しています。

ところで、モモは自宅に隣接する畑にも2本植えてあります。
その内の1本を昨夏に撮影したのが下写真です。

たくさん結果し、その重さで折れそうになっていたため支柱を立ててあります。
結局は主幹のひとつが折れてしまったのですが、病虫害に遭うこともなく、美味しい桃が実ることから当地の環境にあっているようです(逆に摘果して木に負担をかけないようにしなければなりません)。
そうしたこともあってモモを選びました。

3本目はクリ(筑波)です。

クリを選んだのは特段の理由はなく、たまたまホームセンターで安売りしていたからです。
通常価格798円のところを半額の398円です(^_^)

安いのには当然ワケがあり、上写真のとおり昨年に伸びた枝が弱々しく枯れているようにみえます・・・。
これは夏に水分が不足しただけだと思い、地植えすることで元気が回復するものと見込みましたが、いかがでしょうか?
回復しても定価販売のものに比べて1年程度成長が遅れるでしょうが、ゆっくり待つことにしましょう。

あと、下写真の朱色矢印で示す場所にカブレの木(ハゼノキ)がありますので、カブレないように休眠期の今のうちに伐採しておくことにします。

カブレと言えば、昨夏、木工の漆塗りでカブレて痒い目に遭いました・・・。

この件でカブレやすい体質に変わり、今回、カブレの木に触れるや否やアナフィラキシーショックでも起こったらどうしようかとビビりながら作業しましたが、特にカブレることなく伐採を終えられました。

果樹の植え付けもでき、これで夏の辛い草刈りも果樹の成長を楽しみにして勤しむことができそうです。
将来的には草刈りにかかる労力削減と地力向上を目論んで、現在の笹からクローバー草生に移行させたいと考えています。
まだ篠竹の勢いがあるため時期尚早とは思いつつ、昨秋、試験的にクローバーの種を所々に播いておいところ、下写真のとおり発芽成長しているものがあります。

下写真は同じ地区にあるもうひとつの畑(果樹園)の現状で、こちらはここまでクローバーが広がっています。
春になったら、ここから株分けして笹のなかに植え付けると良いかもしれません。