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果樹園の再生(22)スモモ&キンカンの植え付け

先日、畑の通路をゴロタ石と竹の枝葉を使って整備しました。

この通路沿いにはモモやスモモの木があります。
果実はもちろんのこと、花も楽しめるようにと3〜2年前に苗木を植え付けました。
モモもスモモも旺盛に成長し、モモは既に収穫できるようになっています。

(昨年6月末)

一方のスモモは木が大きくなるばかりで結実しません・・・。
スモモの木は1本しかありませんが、少し離れたところにスモモと同じバラ科サクラ属のウメの木があります。
その花粉と受粉することを期待していたのですが、開花期も異なり、そうはうまくいかないようです。
やはり、もう1本は必要なようですので、近くに異なる品種のスモモの苗木を植え付けることにします。
既存の木の品種は「貴陽」で、桃のような大玉がなる一方、そもそも結実しにくいそうです。
そこで、次はオーソドックスな品種の「大石早生」にし、ホームセンターで苗木を購入。
「貴陽」の隣接箇所に植え付けます。

果樹が増えて畑か果樹園か分からなくなりそうですが、春には果樹や野菜の花が咲き乱れて桃源郷のようになることでしょう!?

3年前から他の場所にも果樹を植えており、下写真は里山に隣接する箇所の様子です。

順調に成長していますが、ミカンだけは調子が良くありませんでした。
土地に合っていないのではないかと1年前に下写真の場所に移植したところ、今度は土地に合ったようで復活してきました(移植したのは「宮川早生」と「伊予柑」。最初からここに植えた「デコポン」は大きく成長しています)。

上写真で奥側にあるユズの木との間(朱色丸印)にもう1本植えられるスペースがあります。
ミカン科のもので何か良いものがないかと考えていると、母がミカンのように大きな実がつくキンカン(ミカン科キンカン属)が欲しいと言います。
スモモで大玉の品種を選んで結実せずに後悔しているところですが、これに懲りず「大実金柑」の苗木を購入。
穴を掘って植え付けます(継き木箇所が埋まらないように注意)。

こうして果樹を植えることで、カキばかりだった自宅敷地内の果樹がバリエーションに富むようになりました。

先日、我が家で生まれ育った叔母と話しをする機会があり、叔母の幼少時(昭和20年代)にはカキだけでなくナシやブドウ、ミカンなど様々な種類の果樹があり、果物に困ることはなかったと聞きました。
確かに、数年前に主屋(古民家)の片付けをしていた際、屋根裏から果樹の苗木のカタログや栽培に関するテキストが出てきましたので、叔母の父(私の祖父)がマメに手を入れて栽培していたようです。
しかし、祖父が早くに亡くなって手が入らなくなると、実らないようになり、そのうちに樹自体も枯れて無くなっていったそうです。
手を入れて栽培すれば立派な果実が期待できる一方、庭木と同じように途中から放任すると混乱してしまうのでしょう。
このため、新たに植えた果樹(里山側にあるもの)は基本的に剪定を行わず、自然のままに木を大きくするつもりです。

自然農:竹の枝葉の利用(園路整備)

学生のとき、学校(農学部)の附属農場が農業が盛んな地域にあり、実習のためにバスに乗って通ったことがあります。
そして、バスの車窓から見える畑の土がどこも真っ黒であることに驚いたことを覚えています。
そこは我が家から10km程度しか離れておらず、自宅周辺の畑の土は黄色いのに対し、さすが農業が盛んなだけあって土地が肥えているものだと思いました。
後に、この地域の土は火山由来の黒ボク土であり、それで土が黒いことを知りました。
黒ボク土自体が肥えているわけではありませんが、基本的には肥えた土は有機物の腐食量が多く、よって黒い色をしているものだと思います。

ところで、我が家の畑は5年前から自然農法(不耕起、無肥料、無除草)に切り替えましたが、この5年で土の色に変化があるか、スコップで掘り起こして確認してみます。

地表から3〜5cm程度のところが黒変しています(地山は粘性土)。
慣行農法ではこうしたことは生じないことから、不耕起や無除草の効果が大きいのではないかと思います。

このように我が家の畑は基本的には不耕起ですが、生ゴミを畑に還すときは下図のとおり畝立てしています。

そして、このとき両側にできる溝には竹などを投入しています。

竹は中空で腐りにくいことから、竹を入れることで畑の排水性や土壌構造が改善されることを期待しています。
もちろん、こうして竹を入れると耕耘機などを使って耕せなくなってしまいますので、この方法は不耕起が前提となります(慣行農法については既にありとあらゆる方法がなされて出尽くし感がありますが、不耕起と言う根本が変わることで可能性が広がるように感じています)。

こうして竹の稈の部分は有効活用できるようになったものの、枝葉の部分も何かに使えないものかと思ってきました。

一時期、竹の枝葉を裁断せずにそのまま畝上に被せてマルチにしたことがありますが、竹は枝も腐りにくく、(1〜2年)作業の支障になってしまうため止めました(裁断すれば良いですが、手間が掛かります)。
この反省を踏まえて思いついたのが、上記で畝立てする際に竹の枝葉をすき込むことです。

実際にやってみると、竹の枝葉は平面状に広がっているため設置しやすく、層状に積み重ねれば相当量の有機物をすき込めることになります。


これに樹木の枝葉を使おうとすると樹木の剪定時期に限定されますが、竹の枝葉であればいつでも容易に入手できます(里山で必要な分だけ伐採)。
しかも、枝払いするだけで使えますので、樹木の枝葉を使う場合より省力です。
単純なことですが、これまで何百本の竹を伐採しておきながら気づきませんでした・・・(慣行農法のやり方や、竹を畑の有機材料として使うにはチッパーやシュレッダーにかけて裁断する必要があると言う固定観念に縛られていました)。

ちなみに、竹の枝葉は少量であれば家庭用のガーデンシュレッダー(電動)を使って裁断することができます。

上写真に写っているガーデンシュレッダーはインターファーム社のLSG-2100(ギア式)です。
ガーデンシュレッダーは裁断方法の違いによりギア式とディスク式があり、ギア式のほうが多少高価ですが、竹の枝葉の裁断にはギア式が向いていると思います。

ガーデンシュレッダーにかけるとちょうど良いサイズに裁断されます(ディスク式の場合はもっと細かく裁断されます)。

こうして裁断したものは畑のマルチ材として使っても良いですが、今回は畑の通路に敷き詰めて抑草(腐れば堆肥)を図ることにします。
既に通路には抑草目的で廃材の板が敷いてあります(下写真は敷設時のもの)。

4年前、主屋の改修工事で発生した古材(天井板)を流用したのですが、元々、虫喰いが酷かったこともあり、朽ちた隙間から草が生えるようになってきています。
この板の代わりに竹の枝葉を裁断したものを敷き詰めます。

抑草を図るべく、ある程度の厚さに敷き詰めるため、両側に土留め状のものが必要となります。
その用途として丸太を使ってみましたが(上写真)、ほかに良いものがあることを思いつきました。
昔、米倉があった場所に、その基礎として使われていたゴロタ石が残置されており、夏の草刈り時(刈払機使用)に邪魔になるため移動させたいと思っていたのです。
このゴロタ石を通路の両側に据え、その間に竹の枝葉を敷き詰めます(下写真は施工後、ひと月ほど経ってから撮影したもので、既に竹の枝葉が乾燥して白くなっています。今のところ草も生えてきていません)。

ゴロタ石が通路の縁石にもなり、見た目的にも良い感じになりました。
上写真で手前側は駐車場になっていますので、その境界にも区切りが欲しいところです。
ちょうど主屋の基礎に使われていた延べ石(盆栽棚の土台にした残り。下写真で朱色矢印)がありますので、それを埋めて境界とします。

自然農の場合、無除草で草ボウボウになるため一見すると荒地!?のように見えてしまいがちですが、こうした通路や縁石のようものがあると締まりがついて良いものです。

同じ理由で、駐車場に接する箇所(上写真で手前側)には昨年、シバザクラを植栽しました。
その後、順調に生育しており、このところの陽気に誘われてピンク色の花が咲き始めました。

後ろの黄色は自生のダイコンの葉ですが、これもしばらくすればトウが立って白い花を楽しませてくれることでしょう。