里山再生:スギの伐採

自宅敷地に里山が隣接していますが、隣家との境界付近にある木々が大きくなって下写真(3年前撮影)のとおり鬱蒼としていました。

上写真のシラカシを3年前、カキを昨冬に伐採したことで、現在は下写真のとおり幾分スッキリした状態になっています。

一方で里山の隣接地を果樹園にすべく、一昨年からクリなどの苗木を植え付けています。
また、既存のカキの木を昨冬に大きく剪定した結果、比較的コンパクトになりました。

このため、上写真のとおり樹間にスペースがある状態になっています。
今なら、このスペースを利用して、里山にある大きなスギの木(樹高15m程度)を朱色矢印の方向に向けて伐倒できそうです。
この杉の木は途中で曲がっているため建材用途には向きませんし、これ以上大きくなると素人には手が負えなくなりそうですので、この機会に伐採して薪などとして使うことにします。

根元から伐倒し、玉切りまで完了。

スギの木の根元付近には3年前に伐採したシラカシの切り株がありますが、萌芽更新したものが大きく成長しています。

針葉樹の杉は、このように萌芽することはありませんので、代わりの苗木を里山に植えておきたいと思っています。

しかし、太い。
チェンソーを使うため体力的には何てことはないのですが、精神的には一本の大樹を伐倒するとスゴく応えます。

伐採したことで山が明るくなったように感じます。

薪ストーブの燃料にするには玉切りしたものを割らなければなりませんが、スギは乾燥しても容易に割れるため、急ぐ必要はなさそうです。

急ぐのは枝葉のほうで、こちらも利用するため、鉈を使って枝と葉にバラします(手間や時間的には伐倒作業よりかかります)。

大きな木だけあって葉も凄い量です。
杉葉なので乾燥させて焚き付けにできるのですが、焚き付け用には落ち葉だけでも十分です。

そこで、畑のマルチ材として利用することにします。

杉葉を畑のマルチ材として利用するような変わったことをしているのは、日本広しと言えども私ぐらいかもしれませんね・・・。

マルチ材として利用すことで、春・夏草を防止するとともに、いずれ肥料になることを期待しています。
さらに今の時期に生育している冬野菜や豆類にとっては掛け布団のようになってくれます。
昨冬は広葉樹の葉で同じことをしてうまくいきましたが、果たして針葉樹ではどうでしょうか?

<ダイコン>

<ソラマメ>

写真は早朝に撮影したもので、さすがの寒さにソラマメも寝転んでしまっています。
それでも、杉葉だけでなく何層にも積み重なっていますので地中は暖かいのではないでしょうか。

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