月別アーカイブ: 2017年11月

シイタケの収穫と植菌

今の時期、雨後には裏山に入ってシイタケのホダ木を確認するようにしています。
下写真は3年前にカシの木を伐採して植菌したものですが、昨秋からシイタケがあがるようになっています。

今年は昨年ほどの勢いはありませんが、それでも雨毎にこんな感じであがってきてくれます。

ホダ木は、昨年は収穫時期(秋と春の年2回)だけ自宅まで引き上げてきていたのですが、今年は裏山への小径を設けたことから裏山に置きっぱなしにしています。

幹の太いところは短く玉切りして、木口にも種駒を打っています。
あがり方は少ないものの、木口からもあがるようです。

以上は3年前に伐採・植菌したホダ木になりますが、2年前に庭の老木(シラカシ)をホダ木にしたものは下写真のような現状です。

とてもシイタケは期待できそうにありません。
このホダ木は薪用に玉切りしたものを使いましたので、事前に葉枯らし(原木の水分を抜く)をしていなかったのがダメだったのでしょうか。
まあ、樹齢100年以上で衰弱していましたので、その影響のほうが大きいかもしれません。

昨冬はホダ木を作りませんでしたので、今冬は作るつもりでいたところ、9月の台風21号襲来時に裏山のカシの木が倒れました。


(台風直後に撮影)

危うく、昨冬に植えつけたクリの苗木を巻き込んでしまうところでした。

倒れたカシの木の根元を見ると幹が畑側に前傾していたことがわかりますので、台風の風に耐えきれず折れてしまったようです。

根元からはひこばえが成長していますので、次はこれが大きくなってくれることでしょう(それでも真横にツバキと竹が2本ずつあって密集状態ですが・・・)。

倒れてから約2ヶ月が経過し、現在、下写真のように葉が枯れた状態になっています。

シイタケ栽培で葉枯らしの期間は1〜2ヶ月程度とされていますので、玉切りして植菌することにします。

幹の直径は10cm前後でシイタケのホダ木にするにはちょうど良いぐらいです。

長さ90cmの原木が5本取れました。

植菌用のドリルビットを使って穴をあけて、ゴムハンマーで種駒を打ち込んでいきます。

種駒は100個入り(500円弱)のものをホームセンターで購入してきましたので、原木1本当たり約20個です(標準はφ10cm×90cmの原木で25個)。
ちなみにホームセンターには種駒だけでなく原木まで売っていました(植菌していないもので1本1,000円!)。

全ての種駒を打ち込みました。

裏山に戻して仮伏せ(本伏せ)とします。

ところで、ホダ木にした幹部分以外も有効活用します。
枯れ葉は畑のマルチ材(肥料)として利用。

枝は薪ストーブの焚き付けやボイラー(導入予定)の燃料とします。

台風のお陰と言えばお陰で、いち早くホダ木を作れました。

竹ボイラーの導入(8)井戸配管からの取り出し

前回、ボイラーの基礎を設置しました。

早速、ボイラー本体を据え付けたいところですが、基礎に隣接してパイプ(ボイラーの出入)を敷設する計画のため(下図参照)、ボイラーがあると配管作業時の支障になってしまいます。


(横断図)

そこで、ボイラーの据え付けに先行してパイプを敷設することにします。
パイプの敷設は上流側から施工するものとし、まずは既設管からの取り出し(下図で水色太線)です。

ボイラーの水源として井戸水を使うため、井戸ポンプから出る給水管の途中で分岐させて取り出すことになります。
分岐箇所は上図のとおりボイラー横に敷設する給水管を伸ばした交点とします。

井戸ポンプ及び配管の現状です。

この既設管を切断して分岐させるため、ポンプを一旦止めてポンプ及びパイプ内の水を抜きます(ポンプの吐出側にバルブが設置してあるため、このバルブを閉めるだけでも作業できなくはありません)。

上写真で水色線のとおり分岐させ、ボイラー(及び主屋内の給水栓)へと配管することになります(分岐後すぐに地中埋設するため、上写真手前側の井戸吸込管にぶつかることはありません)。
また、ボイラーまでのパイプの種類は既設管(塩ビ管VPφ20)と同一とします(ボイラー周りやボイラー以降については別の管種を用いる予定)。

ポンプ及び既設管の一部を取り外します。

取り外しはポンプや砂取器のフランジ接合箇所で行なっています。
こうした取り外しができる継手(フランジ、ユニオン等)が設備の前後や適宜設置してあると、後の管理や手を加える場合に便利です(こうした継手がない場合はパイプを切断するしかありません)。

取り外した既設管の一部には砂取器(ポンプが砂を噛んでしまわないようにポンプ手前側に設置。ストレーナ)がありますので、この機会に掃除することにします。
昨年に設置して以来、初めての掃除です。

フィルターに汚れが付着にしているものの、砂はほとんど溜まっていません。

各部品を掃除。

掃除すると気持ち良いものです(^_^)

本題の配管ですが、ボイラー周りを除いて地中埋設しますので、配管区間を掘削します。

掘削幅は150mm(1枚目の図参照)。
深さは当初300mmにするつもりでしたが、長年土間だったところで土(粘土)がカチカチで大変なため250mmに変更・・・(上写真にも写っていますがツルハシを使用)。

なんとか掘削完了。

分岐箇所から塩ビ管(VPφ20)を配管し、既設のポンプや砂取器を元に戻します(フランジ接合箇所)。

新設した塩ビ管の先端にキャップ(仮設)を取り付け、ポンプを稼働させて水圧をかけます。
本来はパイプ内の空気を抜くため、キャップではなくバルブを取り付ける必要があるのだと思いますが、もう一方の分岐側の給水栓を開けて空気が抜けたことにします(あくまでも素人考えです)。

継手部分から漏水がないことを確認し、埋め戻します。
これで井戸の配管からボイラー側への取り出しができました。

<続きます>